治安維持軍司令官、衛星放送局による抑圧諸国の侵略を警告
2011年05月29日付 Mardomsalari 紙

 治安維持軍総司令官は、イスラーム国家イランをはじめとする自立国家に対する、衛星放送局を使った抑圧世界の侵略について指摘し、「今や、敵の戦線の性格も、その策略も様変わりした。彼らは若者たちを逸脱させることで、〔イランとの〕戦闘に入っているのである」と述べた。

 ISNA(イラン学生通信)の報告によると、エスマーイール・アフマディー=モカッダム氏はケルマーンシャー州治安部隊の朝礼で〔‥‥〕、人民も国の責任者もともに、「独立、自由、イスラーム共和国」のスローガンを支えにしてきたし、それを強く訴えてきたと指摘した上で、次のように述べた。「このスローガンはイラン暦1357年〔西暦1979年〕の革命での勝利の時から、この国の独立の象徴・旗印となってきた。このスローガンを通じて、我々は理不尽な要求をする国々に対し、いかなる圧迫も干渉も許さないことを宣言してきたのだ」。

 同総司令官は、「強要された戦争」〔=イラン・イラク戦争〕でのイスラーム国家イランの勝利は、人民の献身と抵抗、そしてイマーム・ホメイニー、ならびに〔ハーメネイー〕最高指導者の指導の結果だと述べた上で、「私たちが得たすべての成功の秘訣、それはイスラームを信じること、宗教の価値を信じること、そして宗教指導者の監督や指導にこそあるのである」と強調した。

 アフマディー=モカッダム氏は、イスラーム国家イランをはじめとする自立国家に対し、抑圧世界は衛星放送局を使って侵略を試みていると指摘し、以下のように述べた。「いまや、敵の戦線の性格も、その策略も様変わりした。彼らは若者たちを逸脱させることで、〔イランとの〕戦闘に入っているのである。しかし、〔イラン国民の〕意識の高さと〔体制指導者の〕対策により、この戦線でもわれわれは勝利してきたし、今後も勝利するだろう」。

 ISNAの報告によると、同氏は規律、倫理的責任感、そして信仰〔を高めること〕こそ、イスラーム共和国治安維持軍の隊員の第一の仕事とならねばならないと指摘しつつ、「警察は自身のあらゆる任務の中で、慈悲・慈愛と同時に、力強さの象徴たらねばならない」と述べた。

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可憐記事(アフマディー=モガッダム治安維持軍総司令官、「目に見えぬ」脅威の拡大を警告)

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( 翻訳者:上山詩織 )
( 記事ID:22800 )