キュタフヤ県タヴシャンル郡にあるドゥルカーディル村にて、水を飲んで中毒症状を起こしたとされる住民数は7名に上った。病院で治療を受けた7名に血清が投与されたことが明らかにされた。
2011年5月7日に、シアン化物を貯めるダム堤防の一つが決壊したため、工場稼働を中止したエティ・ギュムシュ社に最も近い村の一つであるドゥルカーディル村にて、昨朝、2ヶ月間断水していた泉から出た水で、手や顔を洗ったとされるエミネ・ソゼル氏、メフメト・ソゼル氏、ムザッフェル・ソゼル氏、エメティ・ソゼル氏、そしてレイラー・セルト氏が体調不良を訴えた。ムザッフェル・ソゼル氏は、村へ来た112番救急救命サービスの救急車担当の医療班によって施された救急治療後に、自宅に搬送され、一方、メフメト・ソゼル氏、エメティ・ソゼル氏、エミネ・ソゼル氏、レイラー・セルト氏はキュタフヤ・エヴリヤ・チェレビー国立病院へ搬送され治療を受けた。
今朝、同病院で治療を受けているメフメト・ソゼル氏の息子であるヴェリー・ソゼル君とファーティフ・ソゼル君も体調不良を訴えた。兄弟らと共に、昨日体調不良を訴え今日も気分が優れないと伝えたムザッフェル・ソゼル氏も、救急車でエヴリヤ・チェレビー国立病院へ搬送され治療を受けた。
同病院で、自分を含め7名が治療を受けていると発言したメフメト・ソゼル氏は、健康状態は良いと伝えた。メフメト・ソゼル氏は、電話取材したドアン通信社(DHA)の記者に対し、「医師らは、今日、私を含め4名を退院させる予定でした。しかし、朝、我々の所へやって来た医師は我々に血清を投与し、もう一日入院しているよう伝えました。今朝、私の2人の息子と村に住む親せきであるムザッフェル・ソゼルさんが病院に搬送されました。彼らの健康状態も良好です。ですが、我々は継続的に血清投与を受けていますし、我々が中毒症状にあるのか否かに関する発表は何もありません。我々は、2ヶ月間断水していた水を、以前も飲むことはありませんでした。手や顔、そして汚れた食器を洗ったり、家畜に飲ませたりしていただけです」と述べた。
キュタフヤ県保健局が、シアン中毒の疑いがあるドゥルカーディル村で、昨日、泉から出る水のサンプルを採取し、シアン化物を含有しているかどうかを明らかにするため、同サンプルを研究所で検査していることが伝えられた。同保健局関係者らは、サンプルの検査結果に関し、如何なる発表も行っていない。
ドゥルカーディル村住民の一部は、稼働停止していたエティ・ギュムシュ社の工場が、少し前に、再稼動していたと主張している。ケナン・チフッチ・キュタフヤ知事は、同工場で銀生産は行われていないが、第5プール建設用として一時的にセメント製造が行われていると伝えた。
エティ・ギュムシュ社のエルギン・クルチ社長は、昨朝、同工場施設敷地内にあるバルブが何者かにより開弁された結果、ドゥルカーディル村に一時的に水が流れたと伝えた。同氏は、「我々は、我々、及びドゥルカーディル村村民が生活用水として利用する水を、二か月前井戸の損壊のため断水致しました。バルブを誰が開弁したのかについては調査中です」と発言した。
他方、ドゥルカーディル村では、昨日正午より泉の水を止め、水道管が外される作業が始まった
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( 翻訳者:藤井庸平 )
( 記事ID:22891 )