イラン、初の画像撮影衛星の打ち上げに成功
2011年06月15日付 Radikal 紙


イランが宇宙へ打ち上げた初の画像撮影衛星、「ラサド(観測)」は無事周回軌道にのった。

イラン国営通信IRNAは、アフマド・ヴァヒーディ防衛相が見守る中「ラサド(観測)」という初の偵察衛星が打ち上げられ、その衛星が集めるテレメトリー(遠隔測定)のデータが地上基地に送られることになると発表した。

設計、部品製造、試験段階をイランの専門家が行った衛星は、やはり国産のロケットを用いて打ち上げられた。その重さは15.3キログラムである。「ラサド(観測)」衛星は1日に15回地球を周回することができる。

イランは、「オミード(希望)」という初の国産通信衛星を2009年2月3日に、「サフィル2号」というロケットに搭載し打ち上げた。通信衛星は2周波数帯と8つのアンテナを使い地上へデータを送り、さらに地上からもデータを集められるという。

2010年2月3日にも中に生物を入れたカプセルを、「カボシュガル3号」というロケットとともに宇宙に打ち上げた。

イランは初の通信衛星が打ち上げられた日を「宇宙の日」として発表し、2020年までに国内初の宇宙飛行士を宇宙へ送ることを目標としている。

イラン航空宇宙機構は衛星の設計、製造、打ち上げ段階にある、新しい衛星が準備されていることを明らかにした。

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( 翻訳者:榎本有紗 )
( 記事ID:22909 )