情報相は、エスファンド月〔2012年3月〕に行われる予定の国会選挙で暴動を起こすべく、アメリカの協力のもと、数百万ドルもの費用をかけて「ソーシャル・ネットワーク」を立ち上げようとしていたスパイが逮捕されたことを明らかにした。
ファールス通信によるとホッジャトルエスラーム・ヘイダル・モスレヒー氏は昨日、レイ県の各界の指導者たちを集めて同市の「ハータモッ・ナビーイーン」モスクで開かれた集会で、国内問題に言及した上で、「時のイマームの無名戦士たち〔=情報省職員〕によって逮捕されたこのスパイは、某隣国からイランに入国していた。アメリカは数百万ドルもの費用をかけて、前回の選挙〔=2009年の大統領選挙〕のときと同じようなソーシャル・ネットワーク〔※ムーサヴィー支持者たちがフェイスブックなどに設置した選挙サイトのことを指すものと思われる〕を、〔次期〕国会選挙用に作ろうとしていた」と付け加えた。
同相は、アメリカはイランに対する陰謀を諦めたわけではないと強調し、「アメリカの目的は自らの陰謀によって、世界にとって一つのモデルとなっているイランにダメージを与えることである。彼らは、イスラーム共和国がイスラームの目覚めのモデルとなっていることをよく認識している。だからこそ、彼らは体制にダメージを与えようとしているのだ」と指摘した。
情報相はまた、〔体制を〕苦しめようとする活動に関わっていた国内のテロ組織のメンバーら7人が逮捕・殺害されたことも明らかにした。
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( 翻訳者:岡本詩織 )
( 記事ID:22927 )