シリアからトルコへの避難民、ついに1万人を超す
2011年06月18日付 Yeni Safak 紙
首相府災害緊急時対策庁(AFAD)は、シリアからの避難民の緊急措置のため、ハタイ県に3百万トルコリラを送った。さらに、トルコに逃れたシリア国民の数が、1万114名に達したことが明らかにされた。AFADの文書による発表によると、ハタイ県に緊急救援金として追加で3百万トルコリラが送られ、これまでに送られた総額は375万リラに達した。
発表によると、シリアからトルコに向かう人の動きに対し、AFADの調整のもと、参謀司令本部、内務省、外務省、保健省、国民教育省、農業村務省、交通省、財務省、ハタイ県、宗務庁、関税庁、そして赤新月社が実施している作業が続いているという。
発表では、シリア国民のために、ヤユラダーウ郡、アルトゥニョズュ郡、レイハンル郡とボユヌヨウン村の牧場に、仮設避難用のテント、移動式炊事場、風呂などのユニット施設が建設され、また身元の確認作業が行われ、臨時の紹介名簿の作成がされたことが明らかにされた。さらに発表では、関係各署や組織によって、テント村での宿泊、食料、健康、(身の)安全、社会活動、教育、宗教活動、通訳業、その他のサービスの提供が続いているという。
発表では、トルコへの入国許可を与えられた者達と、自身の希望によりシリアに帰国した人たちの登録がハタイ県によって行われたとされ、避難センターにいるシリア国民の数は1万114名に達したことが明らかとされた。
1,903張のテントの内、655張がヤユラダーウ郡に、263張がアルトゥニョズュ郡、207張がレイハンル郡に、675張がボユヌヨーウン村の牧場地に張られ、残りの93張は行政サービスを提供するために使用されているという。
発表では、6月18日の夜間を通じて入国した者達の内、62名が自身の希望によりシリアに帰り、追加で485名のシリア人がトルコに入国したことが明らかとなった。
■ 行われた支援
この地域で行われた支援についての発表によると、2,569張のテントが送られ、これらの内1,903張がすでに設置されているという。
送られた19,974枚の毛布の内12,189枚が、10,594床のベッドの内6,366床が避難民に分配された。4つの移動式炊事場、43ユニットの移動式仮設風呂と仮設トイレ、2つの野外病院があり、3度の暖かい食事が提供されている。衛生用品やその他の必需品も配られている。さらに、チュルク・テレコム社も4つの公衆電話ボックスを提供している。
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( 翻訳者:濱田裕樹 )
( 記事ID:22953 )