ロサンジェルス・タイムス、「トルコへの女性旅行者、ここに注意!」
2011年06月20日付 Radikal 紙


ロサンジェルス・タイムスは、トルコを訪れる予定の女性に対して「大都市では衣服は派手すぎないように、下心丸出しで、ちょっかいをかけてくる男は無視するようにしてください。西部都市で2人の女性だけで旅行する際は気を付けて下さい」と注意を促した。

夏季シーズンの到来に伴い、旅のアドバイスも始まった。ロサンジェルス・タイムス紙は、トルコを訪れる予定の女性に対して、「大都市では派手ではなく、控えめで、上品な服を着なさい。女性に対して下心丸出しで、ちょっかいをだしてくる男に対しては無視しなさい」と注意を促し、「トルコ西部の観光地を2人の女性だけで観光するのは危険である」(注)と強調した。

【訳者注:ラディカル紙はこのようにロサンジェルス・タイムス紙の記事内容を伝えている。ただし、引用元のロサンジェルス・タイムス紙の相当する箇所には、「トルコ西部の観光都市を旅行する女性の2人組に対する関心は危険なものではない。フラストレーションの視線にすぎない。計画的な旅をすることで、それは最小限に抑えられる」、「言語は障害にはならない。ただ、簡単な旅行会話を覚えていけば、とても喜ばれるだろう」とある。】

ロサンジェルス・タイムス紙は、トルコ旅行エージェントのサイトを運営するトム・ブロスナハン氏が、トルコは親切で、友達づきあいのいい国なだけではなく、完全に安全な場所などはないものの、ヨーロッパや北アメリカと同じくらいの治安であると述べていると伝えた。

■短パンやデコルテ(胸の開いた)の服は着てはいけない

一方でまた、(ロサンジェルス・タイムス紙は、)ブロスナハン氏が、女性に対し、地域的慣習に従うこと、行動に気を付けるようアドバイスしていることに言及し、この意味は大都市では衣服は派手にせず、控えめで上品な服を着ることであるとしている。

新聞では、トルコに住んだことのある元新聞記者であるキャロル・マスシオラ氏が「もしモスクを訪れないなら、必ずしもスカーフを付ける必要はありません。セクシーなズボンで、胸の開いた服で歩き回るなら、人目を引き、注目されるでしょう。もし頭のスカーフが広まっている東部、または南部に行くことを予定しているのなら露出の激しい服、短パンや胸元の開いた服は着てはいけません」と述べていることも、強調している。

■ちょっかいをかけてくる男には、「向こうにいって」とさえ言ってはいけない 

女性を下心丸出しで、ちょっかいをかけてくる男がいると言われているトルコで、サラブレットの馬を育てているフランス人ジーナ・ラリックさんは、「もし、ただ歩き、これを無視するなら、しばらくすると気にならなくなります。決して相手してはなりません、『向こうにいって』ということさえ言うべきではありません。なぜならいかなる反応であれ、挑発とみられる可能性があるからです」と述べている。

新聞では、もし男の目があなたたちにそそがれることで、不快で安全でないと感じるなら、イスタンブルでは(旅行を)楽しむことなどできないとし、「しかしこのことで不快になるのなら、ほとんどの国を楽しく旅行することなどできない」と述べている。

■「観光地は危険」

さらにトルコ人男性と結婚しているニューヨーク出身のサラ・チェリック氏は、トルコの観光地である西部の都市で2人の女性だけで観光することは危険であり、期待外れの結果に終わるし、外国語も障害となると述べていると、新聞は指摘している。


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参照
Los Angeles Times紙 On the Spot: Advice for women planning to visit Turkey(6月19日付)

http://articles.latimes.com/2011/jun/19/travel/la-tr-spot-20110619

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( 翻訳者:池田峻也 )
( 記事ID:22976 )