「宗教」授業免除のはずが、落第に・・・父親抗議
2011年06月20日付 Radikal 紙

ヒュセイン・エルさんは、娘に対して裁判所が宗教授業免除の判決を出していたにも関わらず、宗教授業の成績表に1(不可)と書かれ、落第したと話す。家族はこの不法な措置の取消を要求している。

ジュムフリイェト紙によると、小学5年生のナズル・シリン・エルさんは、教育権利協会エスキシェヒル支部長のオザン・デヴリム・ヤイ氏と裁判所の決定を得て「宗教文化と道徳の知識」の授業が免除されていたにも関わらず、この授業で低い成績が与えられ、落第させられたという。

父親のヒュセイン・エルさんは、教育権利協会のエスキシェヒル支部で記者会見を開き、現状に対する怒りをあらわにした。オザン・デヴリム・ヤイ支部長はナズル・シリン・エルさんの「宗教文化と道徳の知識」の授業免除についてはアンカラ第一行政裁判所の判決を得ていると話し、父親のエルさんもこの状況を学校の管理部に知らせ、然るべき処置を取るように求めたと話した。記者会見でナズル・シリン・エルさんの成績表を持って来たヤイ支部長は「宗教文化と道徳の知識」の成績に1(不可)、他の授業に関しては「優」と書かれていたことを述べ、次のように話した。

「ナズル・シリン・エルさんは、裁判所の決定によって授業を免除されていた『宗教文化と道徳の知識』の授業で不可とみなされ、落第した。友人が皆、進級を喜ぶ中、裁判所の決定にも関わらずナズル・シリン・エルさんとその家族は不当な扱いを受けた。国民教育省、エスキシェヒル県、そしてその他の全関係者に警告する。我々はナズル・シリン・エルさんに対してなされた不法な措置を取り消すよう求める。」

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( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:22981 )