イランでミサイル軍事演習はじまる
2011年06月27日付 Radikal 紙


イランで、外国からの攻撃という有事を想定した軍事演習「偉大なる預言者6」が始まった。演習は、軍隊の装備を点検、強化する目的で、射程距離の異なる複数のミサイル実験が行われる。

イラン国営放送によると、イラン革命防衛軍により実施される10日間の軍事演習では、「血脈」、「征服者」、「抗命」、「ペルシャ湾」、「地響き」、「流星1」、「流星2」といった名前のミサイルを含め、長距離、中距離、近距離に対応した複数のミサイルが試される。イラン革命防衛軍空軍本部のアミール・アリー・ハジザーデ大佐は、陸と海という二段階の軍事演習で、過去1年に空軍の装備一覧に加えられた兵器がさまざまな形で(演習に)使用されると話した。

■他国への威嚇ではない

ハジザーデ空軍大佐は、ミサイル軍事演習が他国への威嚇ではないことを強調し、「軍事演習が伝えたいことは、周辺諸国にとっての平和と絆です。諸地域で続く反政府活動の影で抑圧されている民衆たちは、イランを、そしてイランの指導者を自分たちの「友、援助者」と見て希望を抱いている」と語った。

また2010年4月には、バスラ湾とホルムズ海峡においてイラン革命防衛軍の陸、海、空軍が参加した合同軍事演習「偉大なる預言者5」が行われた。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:23056 )