プールモハンマディー氏、「逸脱したグループ」に関する一部の誇張を批判
2011年06月19日付 Jam-e Jam 紙
全国査察庁長官のモスタファー・プールモハンマディー氏は、「逸脱したグループは外部から操られている、などと言われているようなことは、一種の責任転嫁だ」との見方を示した。
ターブナークの報道によると、同氏はイスラーム連合党の機関誌(『ショマー』)との会見で、次のように述べた。「私は、我が国でプロとして敵に対処してきた人間であり、国の上級幹部の一員として、長期にわたって敵と闘ってきた経験がある。この分野に関しては、他の者たちよりも専門的知識に通じているといってもいいだろう。こうした経験から言って、私は敵をこのように言われるほど巨大なものとは思わない」。
プールモハンマディー元内相は、「敵を巨大化させることは現実的でない」と強調したうえで、「逸脱したグループの会員数もまた、我々が言うほどの数ではない。私はこうした誇張など決して認めない。現実的な雰囲気の中で話をしたいと思う。我が国の〔宗教〕指導者の中には、『イスラーム初期から今日に至るまで、これほどまでの逸脱グループは前例がない!』とか、『イスラーム体制を脅かす最大の危機である!』とかいう人もいる。しかし私は、逸脱グループにこれほどの力があるとは思わない。おそらく、逸脱グループの影響が強まってしまうのは、〔彼らが強大だからではなく、むしろ〕われわれの弱さゆえなのだろう」と述べた。
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( 翻訳者:鳥光真理子 )
( 記事ID:23061 )