アスギャル=オウラーディー「アフマディーネジャードの先の国会宛書状は、最高指導者の考えに反する」
2011年06月19日付 Jam-e Jam 紙

 《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》代表は、「マフムード・アフマディーネジャード大統領が国会に対してスポーツ大臣を指名するために出した先の書状は、極めて過激な内容のものであった。これは挙国一致について革命最高指導者が示された考えに反するものである」と述べた。

 メフル通信によれば、《イマームと最高指導者の路線を支持する戦線》代表のハビーボッラー・アスギャル=オウラーディー氏はイスラーム連合党の若者たちとの面会のなかで、イスラーム革命の敵も味方も、イスラーム共和国に眼差しを向けていると強調した上で、次のように加えた。「イスラーム革命の敵は、責任ある地位にいる者たちの間の、最もささいな対立すらも悪用しようと狙っている。革命の味方も、イスラーム共和国を自身の手本と位置付けている。責任ある地位にいる者たちは、いかなる意見の相違をも友好的に解決せねばならないのだ」。

 アスギャル=オウラーディー氏はまた、自身の発言の別の箇所で、若者たちが占めるべき立場について指摘し、「イマーム・ホメイニー閣下は、若者やエリート層は目先のことにとらわれずに、将来を見据えることが必要だと、いつも考えておられた。遠くの地平を見渡せば、大いなる期待もそれに伴うだろう」と明言した。

 同氏は加えて、「イスラーム連合党は党に所属する若者たちの批判に特別の注意を払っているが、〔若者たちが要求する〕期待のなかには、現況では実現の可能性のないものもある。というのも、今日の条件下にあって、国は経済制裁を受け、様々な困難や反乱の企てにも直面しているからだ。それゆえ、ヴェラーヤト〔最高指導者の指導・監督〕という聖域を防衛することが、優先課題となっているのだ」とも付け加えた。

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( 翻訳者:高山奈美 )
( 記事ID:23063 )