キャンアーニー=モカッダム「アフマディーネジャードが原理派の懐に戻ってくることに望みを抱いてはいない」
2011年06月23日付 Mardomsalari 紙

 原理派人民包括連合の中央評議会委員を務めるキャンアーニー=モガッダム氏は、「さまざまな問題が発生したことから、アフマディーネジャードも『逸脱したグループ』を避け、彼らを周辺から排除し、原理派の懐に戻ってくることに期待を抱いていたのだが、一連の流れは日毎にこうした期待が薄らぐ方向に進んでいるようだ」と述べた。

 ホセイン・キャンアーニー=モカッダムはイラン労働通信(ILNA)との会見で、以下のようにつけ加えた。「〔‥‥〕こうした問題は、大統領にとっても害をもたらすものだ。次期〔国会〕選挙では、『逸脱したグループ』の存在によって、アフマディーネジャードの周辺にいる支持者たち〔の獲得議席〕も最小限の数にとどまるだろう」。

 同氏はまた、次のように述べた。「原理派は統一リストを掲げて選挙戦に臨むべきであり、原理派から離れて選挙を戦いたい者は、別の名称を掲げて選挙戦に臨むべきだ、というのが原理派の人々が主張していることである。しかし、原理派の選挙リストには、『逸脱したグループ』に属する者は一人として含まれないだろう」。

 キャンアーニー=モカッダム氏はまた、「もし政府が法律に従わないのなら、国会は政府に統治能力がないこと〔=大統領の問責・罷免勧告〕について議論することになるだろう」と指摘、さらに「政府が次期選挙までに原理派の懐に帰り、以前のあり方に復帰すること、アフマディ―ネジャードが『逸脱したグループ』から離脱することに期待している」と述べた。

〔‥‥〕

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( 翻訳者:齋藤奏恵 )
( 記事ID:23106 )