■アメリカ、対エジプト債務の33%を今後3年間免除
2011年7月1日『アル=アハラーム』
【カイロ:アーマール・アラーム】
[エジプトの]サミール・ラドワーン財務相は昨日[6月30日]、アメリカが対エジプト債務全体の約33%(推定約30億米ドル)を今後3年間に亘って免除する予定であることを公表した。
この措置は、ラドワーン財務相とバラク・オバマ米大統領の特別顧問であるデビット・リプトン氏が昨日会談した中で明らかになった。なお、リプトン氏は現在、アメリカのエジプトに対する一連の経済援助策の詳細を議論するための使節団団長としてカイロを訪問中である。
同相は、「会談では、米国の対エジプト借款10億ドルの貸与や返済の方法と、この借款を幾つかの開発プロジェクトへの資金援助に役立てることについて話し合われた」と述べた。
また同相によれば、エジプトとアメリカの通商協力を強化することついても話し合われた。さらに米国が同相に伝えたところによれば、近日中にアメリカの通商代表部副代表は、両国間の通商関係強化の方途についてエジプト政府や経済界の代表者らの見解を知るためにカイロを訪問する予定であるという。なおこの会談では、同分野に関するあらゆるアイデアや新たな取り組みについて話し合われる見込みという。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:亜森ディナ )
( 記事ID:23107 )