ロシアはアククユ原子力発電所で雇用するためトルコ人の若者たちを教育することを決定したが、50人の定員に対し9000人という記録的な数の応募が殺到した。厳しい選考を受け400人に減らされた学生たちは今後面接を受ける。
ロシアがメルスィンに建設予定のアククユ原子力発電所で雇用するためトルコ人の若者の育成を決定した一方、日本での原子力災害を受けトルコ人の若者たちがこのプログラムに参加するか否かが注目されていた。
当該プログラムに対する応募期間は最近締め切られたが、トルコ人の若者たちから記録的な数の応募あった。今年9月にロシアに行く50人の学生の選考が行われたが、50人の定員に9000人が応募した。この計画には工学部の物理学・数学の授業が行われている学部で学んだことが条件とされているが、応募した9000人の大部分がこの基準を満たしていないことが明らかにされた。
アクシャム紙の報道によると、この事前選考の結果残った4200人は大学入試試験での点数順に400人まで絞り込まれた。担当者らは、応募者がまだ大学生であり卒業していないため、大学入試の点数を基準として採用したと述べた。残った400人の学生は6月27日に筆記試験を受け、今は面接を待っている。
■13年間の勤続義務
同プロジェクトによると、6年間で合計300人の学生がロシアで教育を受ける。
選ばれる学生たちは、モスクワにあるモスクワ技術物理大学(MEPhl)で原子力エネルギー分野の教育を受けることができる。
ロシアでの教育プログラムを修了した学生にメルスィン・アククユ原子力発電所で職名に応じた雇用の機会、健康保険、社員寮が提供される。
この学生たちにはアククユ原子力発電所で最低13年間の勤務が義務付けられる。
学生たちの給与は十分なものでロシア人技師と同等のものとなることが述べられた。
■教育プログラムは合計6年半
この教育プログラムの枠組みで学生たちは1年間ロシア語と学術ロシア語の教育を受け、その後5年半かけて学術的な教育のプログラムを修了する。
月500ドルの奨学金とともに、ロシアでの教育の権利を獲得した学生たちにはプロジェクトの主催会社によって年1回のトルコ・モスクワ・トルコ間の往復航空券、入学金、教科書などあらゆる道具の調達、2~3人部屋の学生寮の住居、卒業後1年から3年間の専門研究期間の生活の便宜が図られる。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:23121 )