ケマル・ブルカイ、31年ぶりに帰国予定
2011年07月10日付 Radikal 紙


クルド人運動における重要人物の一人ケマル・ブルカイ氏が、31年ぶりにトルコに戻る。ブルカイ氏は、「誰に対しても怒りを抱いてはいない。私たち人間による平和と民主主義の闘いに加わるために、私は帰るのです。私達の国は多くの時間を無駄にした」と述べた。

1980年クーデター後に追放されたケマル・ブルカイ氏は、7月30日にトルコに戻る予定であると述べた。スウェーデンで暮らしているブルカイ氏は、帰国のために総選挙が終わるのを待っていたと話した。ブルカイ氏は7月30日発の飛行機でトルコに帰国する。
9月12日のクーデター後、市民権をはく奪されたと述べたブルカイ氏は、「オザル時代の1992年に作られた法律で市民権を取り戻した。その時代に、戻るように呼びかけがあった。しかし、当時の状況はとても悪く、呼びかけが現実的ではないと思い戻らなかった」と述べた。
トルコは多くの時間を無駄にしていると述べたブルカイ氏は、「国にいて自由に政治活動ができていれば、その影響は違っていただろう。問題は解決せずに残り、深刻化している」と話した。
クルド文学を語る上でも重要な人物の一人であるブルカイ氏は、同時にセゼン・アクスが曲にして歌った、「天気は変わる。地中海のような陽気に。笑って」という言葉で締めくくられる、『笑って』という題名の詩でも知られている。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:23224 )