トルコの様々な大学で博士号を取得し、この先ハッキャーリ大学で教鞭を執ることになる教員達はハッキャーリで研修を受けた。
110人の教員が「ハッキャーリに集まろう、ハッキャーリとひとつになろう」という名の研修プログラムのために、ハッキャーリに結集した。プログラムの開始に伴い、英語、ドイツ語、フランス語、そしてクルド語の講座も開講された。
教員達へは、特にクルド語に力を入れて研修が行なわれる。ハッキャーリ大学職業専門学校銀行業課程の講師であるヒクメト・ヤシャル氏は、地域と教員達がより良い交流を図るためにはクルド語が不可欠であると明かし、講座は2週間続くと述べた。ヤシャル氏は、参加者には最初のステップとして日常生活で話されている「ようこそ」「こんにちは」「こんばんは」「お元気ですか」といったクルド語の言葉を教え、後にこれをさらに発展させていくつもりであると話した。
■地元の娯楽も教わる
この研修プログラムのコーディネーターであるハッキャーリ大学職業専門学校講師のアリ・ウズン氏は、言語講座以外にも、教員達が地域の人々と交流をもてるように、地元の娯楽も教えていくと話した。
アリ・ウズン氏は「私どもの大学の教員達は言語の他に、地域社会により良く溶け込むために、その風習や伝統も学ばなくてはならない。私達はそのために、様々な地元の娯楽に関する講座も行なっていく。結婚式に連れて行けば教員達は地域の人々と腕と腕を組み、ハライ(アナトリアの民族舞踊)を踊るだろう。さらに、プログラムの一環で、歴史的な場所や観光名所にも訪れる予定だ」と語った。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:猪股玲香 )
( 記事ID:23245 )