モフセニー＝エジェイー「最近の逮捕は政治的な動きによるものではない」

　司法権報道官のモフセニー＝エジェイー氏は昨日の記者会見で、いわゆる「逸脱したグループ」に関する疑惑〔‥‥〕などについて、最新情報を明らかにした。

〔‥‥〕

　同氏は、最近の〔政府関係者の〕逮捕について「内閣は立ち入ることのできない聖域」と表現したアフマディーネジャード大統領の発言について、記者の質問に答える形で、「法律にとって、いかなる聖域も存在しない。〔司法の〕仕事ぶりを見て頂ければ分かるように、容疑があった場合には、これまでさまざまな場面で、職位の高低を問わず、当局者たちは訴追を受けてきた。このことは国民もよく知っていることだ」と述べた。

　同氏は、今回の〔政府関係者の〕逮捕は政治的なものだと指摘した大統領の発言についても、次のように述べた。「これらの逮捕は政治的なものではない。司法権のこれまでの仕事ぶりからも、このことは確認できるだろう。〔政府関係者の〕逮捕が続くかどうかは、新たな容疑がかけられた人物が現れるかどうかにかかっている」。

　モフセニー＝エジェイー氏はその上で、「国民全員、特に国の上層部は法律を遵守する義務がある」と強調した。

　司法権報道官はまた、「逸脱したグループ」をめぐる疑惑との関連で、最近の2週間で新たな逮捕者が出たことを明らかにし、「こうした逮捕者らには、治安上の容疑も指摘されている。彼らの疑惑は現在調査中である」と述べた。

　同氏は、「報道によると、〔昨年の「キュロスの円柱」の展示でマシャーイー一派と関係の深い〕イラン国立博物館の館長や〔マシャーイーが以前長官を務めた〕文化遺産観光庁の次官（手工芸担当）も、これとの関わり合いで逮捕されたとあるが、これは本当か」との質問に対して、「文化遺産観光庁の関係者らが逮捕された。また、博物館の関係の関係者にも逮捕者が出ている」と答えた。

〔‥‥〕

Tweet

関連記事（アフマディーネジャード「今まで沈黙してきたが、しかし同僚たちは私が守る」）
原文をPDFファイルで見る

　同じジャンルの記事を見る

（ 翻訳者:斎藤正道 ）
（ 記事ID:23278 )