「イスラーム評議会」(国会)誕生以降、議員定数が追加されるのはこれで2回目
「イスラーム評議会」(国会)が誕生して以降、歴史上2回目となる議員定数の20議席追加が、憲法第64条にもとづき実施される予定だ。
ジャーメ・ジャム紙が伝えたところでは、憲法によると、10年毎に人的・政治的・地理的要因を考慮して、最大で20議席を議員定数に加えることができる。
昨日、内務大臣はこの時が来たことを発表し、上記の法律は〔2011年3月に選挙が実施される〕第9期国会の議員定数について実施に移すことが可能だと強調した。
議員定数の増加は、1378年〔西暦2000年〕に第6期国会が始まる時に初めて行われた。こうして、68年〔同89年〕の憲法改正〔※〕後の議員定数は270名から290名へと増員されたのである。
〔※訳注:イラン国会はこの時「イスラーム評議会」という名に変更された。それ以前は「国民評議会」と呼ばれていた。〕
そして再び10年という月日が経った今、憲法のこの条項を改めて施行し、議員定数を290から310に増やす時がやってきたのである。
モスタファー・モハンマド・ナッジャール内相は閣議の合間に、〔記者団に向けて〕「憲法第64条法案」について閣議にて了承されたことに触れ、「この法案では、全国31州のうち20州を対象にして、議員定数を20議席追加することが政府に提案された。この法案は閣議で了承され、可及的速やかに審議されるよう、これ〔=定数の増員〕を求める法案が議会に提出される予定である」と指摘した。
同内相は、この法案に関して専門的な検討もすでに行われたと指摘した上で、選挙区の数が207から223に増えたことで、議員数も290から310に増やすことが必要だと強調した。
憲法の規定によれば、議員定数の追加は、1388年〔西暦2009年〕に行われなければならなかったが、この年、国会選挙は実施されなかった。このため目前に控えた1390年〔同2012年〕の第9期国会選挙で、政府と国会の承認により、議員定数の追加が行われる予定となっている。
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( 翻訳者:阿部初音 )
( 記事ID:23280 )