サルダシュトに駐留する革命防衛隊の司令官は、「イスラーム革命防衛隊の命を顧みぬ勇猛な部隊と、テロ組織PJAK(ペジャーク)所属の反革命分子との間の戦闘で、PJAK関係者多数が殺害された」と述べた。
デラーヴァル・ランジバルザーデ大佐は昨日、イラン国営通信(IRNA)とのインタビューのなかで、「殺害された者たちのなかには、最も重要かつ中心的なPJAK基地である《マルヴァーン基地》の司令官代行の存在も見える」と加えた。
同氏はまた、革命防衛隊によってPJAK関係者1名が逮捕されたことにも触れ、「戦闘は革命防衛隊の力強さと堅固さを保ちながら、今も続いており、〔PJAKが潜伏していたイラン北西部の〕地域は完全にイラン・イスラーム共和国の軍の制圧下にある」と語った。
サルダシュトに駐留する革命防衛隊の司令官はさらに、次のように述べた。「サルダシュト地区においてイラク・クルディスターン地域と接しているイランの国境地帯は全て、革命防衛隊の支配下にある。PJAKやテロリストに服属するメディアが主張していることは、まったくの虚偽である」。
ランジバルザーデ大佐はまた、「〔革命防衛隊が制圧したPJAK基地からは〕多数の軍事物質が、PJAK関係者に関する重要な証拠資料と共に、革命防衛隊の手に落ちた」とも述べた。
同氏は、今回の敗北はPJAKにとって歴史的な大敗北だったと指摘し、「今回の戦闘の過程では、ラフマト・ダードヴァンドという名のサルダシュト駐留革命防衛隊所属のバスィージ隊員1名のみが殉教し、他に3名が負傷した」と語った。
ランジバルザーデ大佐はさらに、「4年前からPJAK分子30名がマルヴァーン基地に住み着いていた。十分な投資を行っていたため、よもやこのような大敗北を喫するとは想像していなかったに違いない。この基地はサルダシュトから50kmの国境ゼロ地点にある」と続けた。
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( 翻訳者:八十嶋彩子 )
( 記事ID:23358 )