新通貨単位名についての市民の第一次意識調査によると、今のところ「パールスィー」を基本の通貨単位名に、「ダリーク」を小額通貨名に選ぶ意見が多いことが分かった。
本紙記者の報告によると、中央銀行のウェブサイトに掲載された昨夜20時までの最新の数字が示すところでは、新基本通貨単位の命名部門に投じられた票は、全部で6184票となっており、内訳は以下のようになっている。
第一位「パールスィー」2612票(42%)
第二位「トマーン」2156票(34%)
第三位「ダリーク」971票(15%)
第四位「リヤール」139票(2%)
このように、今のところ人々は「パールスィー」を新たな基本通貨単位名に選んでいる。もちろん、この結果は今後変化する可能性がある。
また、新たな小額通貨の名称に関する最新の投票結果は、以下のようになっている。
第一位「ダリーク」2156票(34%)
第二位「リヤール」1453票(23%)
第三位「パールスィー」1312票(26%)
第四位「トマーン」570票(9%)
このように、人々は今のところ「ダリーク」を新たな小額通貨の名称として選んでいる。なお、基本通貨であれ、小額通貨であれ、「パールスィー」「ダリーク」「リヤール」「トマーン」の4つが選択候補名として提示されている。
「ダリーク」は古代イランのアケメネス朝ダレイオスの時代に流通していた貨幣単位の名前で、人類の文明史上、最古の貨幣の1つである。
「ダリーク」の硬貨としての鋳造は紀元前504年のことだとされており、重さや純度が均一の世界初の統一硬貨として知られている。ダリークは2011年1月には誕生2515周年を迎える。
他方、中央銀行の経済担当次官は過去40年間で物価が570倍になったことを明らかにし、「通貨の桁数は貨幣に対する非現実的な妄想を生み出しかねない」と述べた。
同氏はまた、昨年末時点での国内総生産は、現在の価値でおおよそ4500兆リヤール〔約34兆円〕になると発表した。
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( 翻訳者:阿部初音 )
( 記事ID:23375 )