八百長疑惑の25容疑者、釈放認められず―理由は「逃亡の恐れ」
2011年07月22日付 Zaman 紙
サッカー八百長疑惑に関する捜査の一環で、フェネルバフチェのアズィズ・ユルドゥルム会長も含め、拘留されていた25人の容疑者の異議申し立ては認められなかった。イスタンブル第11および第14重罪裁判所は、判決理由に「犯罪の質、犯罪の疑惑が濃厚、証拠隠滅と逃亡の可能性」を示した。元ベシクタシュ監督セルダル・アダルと同監督のタイフル・ハヴッチュの要求は今後、検討予定。
八百長捜査の中で7月3日に逮捕された後、裁判所で抑留決定が下された25人についての判決が出た。フェネルバフチェのアズィズ・ユルドゥルム会長とともに25人の異議申し立てが却下された。メトリス刑務所に遅れて収監された元ベシクタシュ監督セルダル・アダルと同監督のタイフル・ハヴッチュと他の3人の容疑者の釈放要求は今後、検討される見通し。
イスタンブル第11重罪裁判所は、シヴァススポル会長のメジュヌン・オドゥヤクマズも含めた21人の容疑者の釈放要求を認めなかった。シェレフ・アクチャイ裁判長は「バルヨズ」訴訟においても容疑者の釈放を認めたことで話題になったのだが、この(釈放要求却下の)決定にも反対した。裁判所は、アクチャイ裁判長の反対により却下賛成2に対し却下反対1により、21人の容疑者に対して拘留の継続を決定した。イスタンブル第14重罪裁判所は、アズィズ・ユルドゥルムら4人の容疑者の拘留決定に対して行われた異議を差し戻した。満場一致で採決した裁判所は、ユルドゥルムの保釈金を払っての釈放要求も認めない模様。保釈却下の決定理由として、容疑者らの「犯罪の質、犯罪の疑惑が濃厚、証拠隠滅と逃亡の可能性」を示した。
イスタンブル第11重罪裁判所は、ディヤルバクルスポーツの元会長アブドゥルラハマン・ヤクト、ギレスンスポーツ会長のオルグン・ぺケル、サッカー協会元会長のハルドゥン・シェンマン、弁護士のタラト・エムレ・コチャク、ギレスンスポーツ監督のジョシュクン・チャルク、ギレスンスポーツキャプテンのハカン・カラアフメト、ギレスンスポーツ会長オメル・ウルキュ、エスキシェヒルスポル監督のビュレント・ウイグン、シヴァススポル会長のメジュヌン・オドゥヤクマズ、フェネルバフチェ・ユース・コーディネーターのジェミル・トゥラン、エスキシェヒルスポルの元運動コーチのウミット・カラン、シヴァススポルのゴールキーパーのコルジャン・チェリカイ、フェネルバフチェ監督のイルハン・エクシオール、フェネルバフチェクラブ副会長シェキプ・モストゥルオール、シヴァススポルの監督アフメト・チェレビ、弁護士のサミ・ディンチを含めた21人に関する拘留決定に対して出された異議申し立てに、却下するとの決定を下した。
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:23389 )