ディヤバクルのエルガ二郡に属すヘンデキ村で、水道の蛇口から水と混ざって石油が流れ出てきたという。郡の中心から40㎞の距離にある、この80軒の家のある村でおよそ一週間来、蛇口から流れる水の色に疑いを持った村人たちがこの状態を郡長に通報した。
これをうけ、郡の保健局から委任されたチームが蛇口から採取したサンプルを調査した結果、蛇口から水と混ざって油が流れてきたと確定された。郡当局は村人が蛇口の水を使わないようにとの警告を出した。
エルガ二郡のフドゥル・チャアル保健局長は、記者会見で、飲料水が濃い色で臭いがするということに疑いを感じた村人が保健局に通報し、村の蛇口から出た水から採取したサンプルを調査した結果、水の中に石油が含まれていたことが確定されたという。チャアル氏は、水が石油のにおいがしたこと、また手に触ると石油が原因で滑りやすい成分が感じられると説明し、村ではこれが原因で病気にならないようにするために全ての手段が講じられたと述べた。
■TPAOが調査中
ヘンデキ村の人々は、きれいな水が不足しており、飲料水への石油の混入の防止を望んでいるという。
村人のズルフカル・セルチュク氏は水が一瞬で濁り、においはじめたこと、動物たちも水を飲まないので不審に思い、当局に知らせたと述べた。
行われた調査で、飲料水に石油が見つかったと(当局から)村人に説明されたことに関して驚いたと述べるセルチュク氏は「村での水の需要を村の古い水汲み場で対応しているが、この水汲み場は村全体の水の需要を満たす能力があるわけではない。我々の村の周辺が豊かな油田であることは知られているが、この石油が飲料水へどのようにして混入したのかはわからない。この我々の苦労が一刻も早く一掃されることを望んでいる」と語った。
トルコ石油株式会社バトマン地区局の調査チームは村で検査が行い、石油がどのようにして飲料水に混入したのかを確定するように努めるという。
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( 翻訳者:児仁井ひかる )
( 記事ID:23433 )