国連:「ソマリア南部の飢饉が深刻化」
2011年07月30日付 Al-Ahram 紙

■ 国連:「ソマリア南部の飢饉が深刻化」

2011年7月30日『アル=アハラーム』

国連は、「干ばつと紛争の致死的な組み合わせに苦しんでいるソマリア南部地域では食糧危機が悪化し、飢饉 の発生に向かいつつある」と発表した。

人道問題に関する機関を統括する国連人道問題調整事務所は、2011年中にわたってソマリア南部における危機は深刻化し、南部の全ての地域が飢饉に陥ることが予測されると述べた。

一方、国連世界食糧計画(WFP)は29日、国連の2機目の支援機がモガディシオに無事着陸し、食糧支援の第一次空輸物資がソマリア西部に到着したと述べた。WFPによると、モガディシオだけで温かい食事が毎日8万5千人分用意され、合計でソマリア人約150万人が国連の支援を受けているが、近年の戦争や今回の干ばつによって推計約370万人が支援を必要としている。

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( 翻訳者:坂本憲人 )
( 記事ID:23484 )