キュチュクチェクメジェ湖、環境破壊進むーアオコ(藻)で一面緑
2011年07月30日付 Milliyet 紙


イスタンブル最大の淡水湖であるキュチュクチェクメジェ湖の急速な環境破壊は、昨日(29日)、アオコ(藻)の大量発生によって再びその姿を露わにした。

湖の16キロメートル四方の全水面が、人工的な汚水が原因で増加した藻によって緑のカバーで覆われた。イスタンブル大学水産学部の専門家たちは、湖の水質における過度な弱化が原因で、バクテリアの量と中毒性物質の割合が人の健康を危険にさらす規模に達したと述べた。

長年キュチュクチェクメジェ湖とその周辺で科学研究を行っているイスタンブル大学水産学部のメリチ・アルバイ教授は、湖が、助けを求める悲鳴を聞かなかった人々に、緑の藻の大量発生によって抵抗したのだと語った。

アルバイ教授は、「湖の母水源であるエシュキノズ谷とナカッシュ谷は、湖に家庭ゴミや化学ゴミを流している。きれいな水のかわりに汚れた水を蓄えることになった湖は、消滅の危機にある」と述べた。

現在、湖は、alg(藻)のうちアオコと呼ばれる、水中で生まれた単細胞生物たちに占領されている。

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( 翻訳者:門野淑香 )
( 記事ID:23489 )