スーパーリーグで2005年~2006年のシーズンの34週目と最終週にデニズリで行われ、1対1の引き分けとなったデニズリスポル対フェネルバフチェ戦で、ガラタサライがデニズリスポルに奨励金を贈ったという疑いに関して、捜査決定が下されたことがわかった。
さらに検察は、ガラタサライが優勝を収めたスーパーリーグの2005年~2006年シーズンの全試合を捜査対象とした。
ガラタサライ関連捜査は5年前のデニズリスポル対フェネルバフチェ戦に関するものだとわかった。捜査決定が、フェネルバフチェが最終試合で優勝を逃し、一方ガラタサライが勝利した2005年~2006年シーズンについてであるとわかった。この調査・捜査は、1対1で終ったデニズリスポル対フェネルバフチェ戦でガラタサライが奨励金を贈った疑いに関係するとされる。
■1500万ドルの奨励金疑惑
警察は、2005年~2006年シーズンの34週目にフェネルバフチェがデニズリスポルと対戦した試合に関する資料を探索している。さらに、当試合に関してガラタサライがデニズリスポルに1500万ドルの奨励金を与えたという疑いが捜査されている。
■2005年~2006年シーズンの試合が捜査対象に
ガラタサライの優勝に終わったスーパーリーグの2005年~2006年シーズン全試合が検察によって捜査対象となった。ご存じのように、ポイント上ガラタサライに先行してシーズン最終週に臨んだフェネルバフチェは、16分延長した試合でデニズリスポルと1対1の引き分けに終わり、往年のライバルに優勝を譲った。この対戦に関して、フェネルバフチェクラブ、アズィズ・ユルドゥルム会長を筆頭に多くの関係筋がガラタサライがデニズリスポルに奨励金を贈ったと主 張している。さらに八百長捜査で逮捕されたアズィズ・ユルドゥルム氏は、メフメト・ベルク検察官に「あなた方にあのシーズン最後の6週間に何があったのか説 明しましょう」と述べた。
■捜査に2つの理由
朝ごろガラタサライクラブで行われた捜査には2つの理由がある。
1) 2007年にビュレント・トゥルン氏が当時の会長オズハン・ジャナイドゥン氏にあてた手紙。手紙に「敬愛なる我が会長、移籍に不正があります。金が無駄に用いられています」と記したとされる。
2) 記者のタヒル・クム氏が、メフメト・ベルク検察官に2006年に行われたデニズリスポル対フェネルバフチェ戦に関して述べたことが「告発」と認められ、ガ ラタサライクラブも含まれた。この理由で、必要資料押収のためにガラタサライではビュレント・トゥルンの家宅捜査が行われた。
また、捜査がボーフム検察が昨年始めた「八百長スキャンダル」に関係するものだとする主張もある。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:吉岡春奈 )
( 記事ID:23543 )