高等教育機構、マルディン大クルド語学科大学院には定員20認可、学部生は認めず
2011年08月04日付 Radikal 紙

高等教育機構(YÖK)は、マルディン・アルトゥクル大学で開講されるクルド語学科に学部生の受け入れは認めなかったが、大学院での勉学を希望する定員20名については認可した。

マルディン県にあるアルトゥクル大学のセルダル・ベディイ・オマイ学長は、現存言語研究所クルド語・クルド文化プログラムに、20人の大学院生を受け入れると述べた。オマイ学長は、学部レベルで生徒を受け入れるためにYÖKに申請したが、許可されなかったことを明らかにした。また、大学院に受入れ予定の20人の学生の登録手続きが始まり、この手続きは8月15日に完了するという。オマイ学長は、大学では学問的な観点で日々力をつけていると話し、クルド語が学術分野で地位を得られるよう、急ぎ注力し続けていると述べた。オマイ学長は、クルド語ののちには、シリア語の課程も開講する予定で、この分野で3名の助教授を確保でき次第、学部と大学院で学生を受け入れる予定であると発表した。

オマイ学長は、少し前に、学部レベルではトルコで初となるクルドロジー(クルド学)研究分野での学生受入れに向けYÖKに申請したが却下されたとし、以下のように話した。
「YÖKは、我が大学がクルド研究の分野における3人のクルド研究専門家を擁することを求めています。しかし、今日までトルコではこの分野の研究を行う人は誰もいなかったため、我々もなす術がありませんでした。YÖKと対話を続け、この分野における障害をなくそうと努力しています」。


一方、現存言語研究所のカドゥリ・ユルドゥルム所長は、大学院への申請は本人あるいは公証代理人を通じて研究所の建物で行われるとし、「現存言語研究所は、クルド語・文化研究プログラムに20人の大学院生を受け入れます。書類と詳細については研究所に問い合わせて下さい。出願期間は2011年8月15日までです。出願の後、2回の面接を行います。このうち、8月18日に行う予定の面接の結果は8月22日に発表されます。2回目の面接は8月24日に予定しており、結果は8月26日に発表されます。入学手続きの期間は2011年9月7日~9日です。翻訳と書きとりの知識を評価するため、全ての受験者が同時に、学長室のある建物の教室で10時から面接を受けます。一次面接の通過者が二次面接を受ける権利を得ます」と話した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:23545 )