デミルタシュBDP会派代表、「同化目的のトルコ語教育は認めない」
2011年08月06日付 Radikal 紙
セラハッティン・デミルタシュ平和民主党(BDP)会派代表は「我々の母語を否定、無視して同化するためにトルコ語が教えられることは認めない」と述べた。
クルディ・デル協会ハッキャーリ支部の第1回通常総会は自治体役所のホールで行われた。委員会に参加したセラハッティン・デミルタシュBDP会派代表は、参加者たちにクルド語で挨拶した後、トルコ語でスピーチを続けた。
デミルタシュ氏はクルドの人々が自分たちの祖国、自分たちの土地において自分たちの言語と文化を根絶され歴史から消される危機に直面していると主張し、人々がこの同化政策に対し老若男女皆で大きな戦いを行っていると述べた。
デミルタシュ氏はクルド人政治家の大部分も自分たちの母語で政治を行うことができない状況になっていると主張し、次のように述べた。
「なぜなら我々の母語は忘却が望まれ、無視されたからである。一時期クルド語を話すことや音楽を聞くことは恥ずべきことであった。法や恐れを捨てなさい。クルド人であることは恥ずべき状況だった。トルコ共和国政府の政策はクルド人たちをそのような状況にした。さてこれが明らかにしたのは何百万人もの同化されたクルド人である。クルド人の子供は自分の言語と文化を取り戻すことができるだろうか?首相は、「否定と同化の政治を廃止した」と言っているが、この明らかになった問題の全てもなくしたのか?否。まさにクルディ・デルのような組織は人々が自分たちの手と努力と犠牲によって創りだした組織であり、この言語や文化の存続と教育言語になる可能性が次の世代へと受け継がれるための戦いを行っている。
■「トルコ語にもクルド語にも平等に接近している」
デミルタシュ氏は、国際トルコ語オリンピックの開催に関しても「クルディ・デルのような組織はクルド語を守るための戦いを行う一方で、国際トルコ語オリンピックを開催しており、『我々は兄弟である。トルコ語にもクルド語にも平等に接近している』と言っている。トルコ語オリンピックが行われる。行って皆一緒に支えよう。ひとつの言語を守ること、トルコ語を守ること、そのために国際オリンピックを行うことは本当に誇るべきことである。しかし同時にその国で他の言語、すなわちクルド語を排除するため奮闘することも同等に大きな恥である」と述べた。
デミルタシュ氏はクルド人の子供たちがトルコ語教育にいかなる反発も持たずこの国の市民である皆が国の公用語を学ぶことが必要であると説明し、「ご覧なさい、我々もトルコ語を学び、話している。しかし我々の母語を忘れさせてトルコ語を強制的に学ばせる者たちに対しても我々は「もう十分だ」と言っている。母語を否定し、無視して同化のためトルコ語を学ばせることを我々は認めない。このため我々の民はあらゆる場所で自分の母語を主張すべきである」と話した。
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:23558 )