ドイツ地方選挙にムスリム排斥ポスター
2011年08月08日付 Radikal 紙


極右政党のドイツ国家民主党(NPD)は、9月18日のベルリン州議会選挙に向け、外国人への敵視を表すポスターを製作した。

先週末、ベルリンで貼り出された選挙ポスターの中には、「あなた方のお国へ良い旅を」との文面で、スカーフを着用した女性、ターバンを巻いた男性、黒人男性が空飛ぶ絨毯に座っている風刺画があった。同様のポスターが以前、選挙活動で使われていた。

別の選挙ポスターでは、「ガスをくれ」の文字と共にNPDウド・ヴォイト党首がオートバイに跨っており、ナチス時代のガス室を想起させるため、多くの政治家が強く反発を示した。

NPDがウェブサイト上で公開している選挙キャンペーンビデオでは、アザーンの声と共にスカーフを着用した女性達とトルコ国旗が現れ、「我々ドイツ人は自分たちの町で違和感を覚えているのだ。もはやこれ以上の我慢は限界だ」と謳っている。

一方、ベルリン州議会選挙へ参加する別の極右グループ「プロ・ドイツ市民運動Bürgerbewegung Pro Deutschland」は、在独ムスリム移民に批判的な社会民主党(SPD)のティロ・ザラツィンを選挙ポスターに起用している。

同グループが作成したポスターには、赤丸に斜め斜線が入った図形の中にモスクが描かれ、その下に「ティロの命題のため投票へ」と記載されている。

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( 翻訳者:山根卓郎 )
( 記事ID:23577 )