テレビ・ラジオ、クルド語コマーシャルにGOサイン
2011年08月09日付 Radikal 紙


クルド語によるテレビ放送の次は、長い間議論のテーマとなっていたクルド語コマーシャルが可能となった。

ラジオ・テレビ高等委員会(RTÜK)はテレビとラジオでのクルド語コマーシャル放送を許可する放送規定の変更を行った。テレビでクルド語コマーシャルを許可するという変更に対しラジオ・テレビ高等委員会の共和民主党(CHP)及び民族主義者行動党(MHP)が選出した3名の委員が反対を示した。しかし公正発展党(AKP)が選出した5名の委員の賛成票は変更承認には十分であった。

ラジオ・テレビ高等委員会は、ラジオ・テレビ放送を新たに始めから整備し直すため、放送規定変更に向けての取り組みを開始した。先週行われた会議で「ラジオ・テレビ放送サービスの原則と基本についての規定」草案が取り上げられた。草案の最も興味深い記載事項の一つはクルド語コマーシャルの障害となっていた「トルコ語以外の言語」でのコマーシャルについてであった。与党AKPから選ばれたテレビ・ラジオ高等教育委員会委員が支持した変更が検討される際に、議論が起こったことがわかっている。CHPとMHPが選出したテレビ・ラジオ高等教育委員会委員は、クルド語のコマーシャル放送に反対を示した。投票の結果は3名の反対、5名の賛成によりクルド語コマーシャルに青信号が灯った。 こうしてクルド語で放送しているチャンネルだけでなく、全チャンネルでクルド語のコマーシャル放送のGOサインが出た。規定草案が効力を持つには最低2ヶ月かかると予想されている。

テレビ・ラジオ高等委員会は、新しいクルド語テレビチャンネルも認可した。野党代表メンバーがヒズブッラーに近いと主張している「Cagri」というチャンネル名の放送も認可された。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:23606 )