PKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)の放送機関ロジテレビのテロ法違反について、コペンハーゲンで開かれたテレビ局閉鎖に関する裁判で、同テレビで放映された多くの番組が証拠として提出される予定である。
トルコが長年閉鎖を望んでいたロジテレビは、デンマークから放送をしているテロ組織PKKの放送局であるが、その閉鎖に関する裁判が、来週月曜日現地時間で9時半にコペンハーゲンの地方裁判所の27番法廷で開かれる。デンマークのラルス・バルフォエド法相は、デンマーク王国検事の要請に沿った形で、PKK系放送局ロジテレビとメソポタミア放送株式会社に対してテロ法違反で閉鎖の裁判を開廷する決定を2010年8月31日に下した。大臣の決定後、コペンハーゲン検事リセ・ロッテ・ニラスは、ロジテレビが刑法の114条のテロ法に違反したという理由で、控訴裁判所で閉鎖の裁判を開いたことを明らかにした。コペンハーゲン検察は、本日開始する閉鎖の裁判の陳述で、デンマークの刑法114条にある「単独、あるいは集団または組織であれ、活動がテロ行為を目的とする場合、処罰される」という表現を述べた。デンマークの裁判所ではさらにPKKの報道機関であるロジテレビが放送した多くのプログラムが重要な証拠として提出され、裁判官らに提示された。ロジテレビのイラン生まれの前社長マノウチェル・ゾノズィ氏は、去年の5月のデンマークのベルリングスケ紙にPKKとロジテレビの関係を全て細かく説明した。新聞は、ゾノスィ氏が提示した情報や文書と共にPKKのキャンプで撮影されたたくさんの写真を証拠として示して、連日報道した。デンマークに住むクルド人はというと、ロジテレビを支持するために明日デモ行進を行う予定であると述べた。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:23646 )