192名の国会議員、イラン紙に対する法的処罰を要求
2011年08月17日付 Jam-e Jam 紙

 192名の国会議員は、「貞節とヘジャーブ」をめぐる問題に対して侮蔑的な態度を取ったイラン紙の反文化的行為を非難し、この件でのテヘラン検察の対応を支持した上で、同氏に対する法的処罰を求める声明を出した。

 議員らの声明は、「某朝刊紙の反文化的行為」とされるものを非難するもので、「〔イラン紙の掲載した記事は〕ヘジャーブと貞節、そして結婚に対する非科学的で非合理的、かつビドア(逸脱)に満ちた侮蔑的な議論で、道徳的健全向上計画における治安維持軍の法的行動に疑問を投げかけるものであり、それは一種の文化的怠慢にしてバッドヘジャーブ(ヘジャーブの乱れ)に対する正当化とゴーサインに他ならない」と指摘する内容となっている。

 声明は次のように強調している。「某朝刊紙は今年のモルダード月〔西暦7/8月〕に、『婦人 1』と題された特集号を発行したが、それはリベラリズムの考え方からヘジャーブと貞節をめぐる問題を論じた、イスラーム文化とは相容れない内容となっている」。

 国会議員らは声明の中でさらに、この特集号の取っている立場を非難し、イスラーム的イランの敬愛すべき女性社会に対して敬意を示した上で、テヘラン検察の対応を支持し、同紙に対する法的処罰を求めた。

■ イラン紙、再び弁明

 プレス監視委員会はイラン紙に対して注意を与え、本件を裁判所に付託した上で、同紙の発行機関の責任者に対して公式に謝罪するよう求めた。これに対して昨日、イラン紙の巻頭社説は再度、婦人特集号の内容について弁明した。

 それによると、特集号は数ヶ月間に及ぶ不眠不休の作業の賜物であり、祖国イランに住まう人々が思想の領域で多様かつ優れた作品を味わうことのできるようにすることが目的だったという。

 〔巻頭社説の〕筆者は特集号を批判した人たちに対して、おかげさまで同紙の売れ行きが上がったとして、謝意を表している。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:23677 )