ダッチャの山火事いまだ収束せず
2011年08月21日付 Radikal 紙

ムーラ県ダッチャ郡で夜に起こった山火事は収束のめどがたっていない。この山火事によりこれまでに10ヘクタールが灰になり、消火活動は困難を極めている。

ムーラ県ダッチャ郡のトルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)電波送信所で発生した原因不明の山火事は、風の影響もあり急速に拡大しており、制御できない状態である。火事は夜間に起きたため空からの消火活動は行えず、切り立った地域へ到達可能なスプリンクラーを作動させ、森林作業員が消火にあたっている。土地の起伏が激しいため、スプリンクラーを火災現場に運べるよう、機械で木々を伐採して道を作っている。

山火事が最初に発生した現場に、約4キロの道のりを歩いたおよそ100人の森林作業員とスプリンクラー1台、そしてアナトリア通信社の取材チームが到着した。山火事現場に最初に到着した作業員は、水が不十分であることから、伐採用機械やつるはし、スコップを使って消火活動を行った。村人が森林作業員を助ける様子も見受けられた。また、山火事が発生した地域にある3つの村のモスクでは、朝の礼拝後にアナウンスが行われ、消火活動を援助するよう呼びかけられた。最初に消火活動にあたったマルマリス森林運営局の4名の作業員が炎の中に取り残されていたが、仲間の助けによってなんとか安全な場所へと逃れることができた。山火事により、多くの動物も死んだと伝えられている。アイドゥン県やムーラ県の各郡から輸送された多くのスプリンクラーや支援に来た作業員も、山火事現場から約4キロ離れたところで待機した。

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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:23706 )