外務省「リビア人民は植民地主義者の介入に対して、自らの蜂起の意義を守るべき」
イラン外務省は声明のなかで、リビアのムスリム人民の運動が勝利を収めたことに祝意を表明した上で、「植民地主義に抵抗するリビア人民は、確固たる意思と国民的団結の保持によって、外国人、特にかつての植民地主義者たちで、現在、彼らの運命を左右しているなどと主張している者たち〔=NATO〕による、あらゆる種類の介入を阻止することだろう」と指摘した。
この声明はさらに、次のように続いている。「イラン・イスラーム共和国は自らの基本政策にもとづき、当初よりリビア人民による運動を支持し、外国のあらゆる介入と無辜の人々の殺戮に反対し、同国人民の正当なる要求、特に自決権の実現の必要性を強調してきた」。
イラン外務省の声明はまた、次のように続いている。「イラン・イスラーム共和国は今、リビア人民の正当な要求を尊重するとともに、歴史的に植民地主義者たちをイスラームの大地から放逐することに尽力してきた同国のムスリム人民が、これからも〔政治の〕表舞台に立ち続け、思慮を保ち続けながら、自らの蜂起の意義を守り、それを独立の保持、国民的団結、名誉、誇り、国家建設、そして自国の繁栄へと発展させていくことを希望する」。
声明はさらに、「パレスチナの理想の実現に向けてイスラーム的・人間的団結を強化することは、全イスラーム諸国民にとって古くからの願いである。リビア人民がそのために先駆的役割を果たすものと確信している」と続いている。
声明ではさらに、「イラン・イスラーム共和国はこれまでと同様、一神教信仰の光の下での自由と正義、人間的尊厳、進歩、そして繁栄の実現のために、自らのあらゆる経験をリビアの同胞たちに提供する用意がある」と述べられている。
■ 国会議長、リビアの革命戦士たちに祝辞
昨日、国会議長もまた、リビアの独裁者が倒れたことに際してメッセージを発出し、同国の革命戦士・ムスリム人民に対して、今回の輝かしき勝利を祝った。
国会議長はその上で、最後まで、すなわちムスリムの革命戦士たちが参加し、外国分子の介入を排した形で、同国人民の望みにもとづく政府が樹立されるまで、この道を続けていくよう、期待を表明した。
〔‥‥〕
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
関連記事(アフマディーネジャード大統領「安保理はリビアについて過ちを犯した」)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:23737 )