YÖK機構長、アメリカで高等教育を受けたトルコ人留学生に「帰ってきて!」
2011年08月26日付 Milliyet 紙
高等教育機構(YÖK)機構長のユスフ・ジヤ・オズジャン教授は来月予定されているアメリカ訪問で、大学院教育を受けたトルコ人留学生に修了後はトルコに戻るよう呼びかける。
オズジャン教授は9月にアメリカを訪問し調査すると伝えられた。ニューヨーク、ボストン、ワシントンで高等教育に関するプログラムに出席予定とされていたが、アメリカで大学院教育を受けたトルコ人留学生に修了後は「帰国」するように呼びかける予定であることが明らかになった。オズジャン教授はこれらの留学 生はトルコにとって必要な人材であると言及し、「彼らに修了後は帰国し、トルコで研究を続けるよう要請します。彼らにはトルコの大学が研究するうえであらゆる可能性を有していることを話します」と語った。
オズジャン教授は訪米の際にはシアトルも訪問し、同地でマイクロソフト関係者と会談すると明らかにした。教授はマイクロソフトの大学向けのソフト・ハード 製品について説明し、これらについて調査を予定していると話した。また、トルコ人留学生向けにマイクロソフトからの奨学金を望んでいるとも語った。
■高等教育ではアメリカを選択
国民教育省の2009年のデータによればトルコ人学生が留学するのは大学教育目的が最多。学部教育のための海外留学18,103人を含め、全体の留学生数は23,546人。11,509人が理数系、12,037人が社会科学系の分野で教育を受けている。
大学院教育については計3,843人が修士、1,600人が博士課程に通う。
トルコ人学生は、学部の際はアゼルバイジャンを選ぶ一方、大学院教育を希望する学生にはアメリカが人気である。ドイツ、イギリス、フランスがアメリカに続く。
学部、修士、博士課程におけるトルコ人留学生数はそれぞれ次の通り;アメリカ 1,990人、1,049人、889人;アゼルバイジャン 4,108人、 15人、35人;ドイツ 1,728人、1045人、140人;イギリス 821人、577人、112人;フランス 910人、175人、99人; オー ストリア 1,177人、150人、28人
(本記事は
Asahi中東マガジンでも紹介されています。)
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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:23765 )