アンカラ広域市のメリフ・ギョクチェキ市長は、中東工科大(ODTÜ)敷地内を通る道路の敷設、ならびにエイミル湖の一般開放に関し、住民投票を提案した。
アンカラ広域市のメリフ・ギョクチェキ市長は、中東工科大敷地内に道路を通し、エイミル湖を一般開放する問題について、ツイッター上でフォロワーと意見交換をした。フォロワーの一人が「中東工科大の問題は何なのでしょうか」と質問すると、ギョクチェキ氏は「第一に大学構内に道が通ることを拒否していること。第二にアンカラ市の条例に基づき自治体が所有しているエイミル湖を、自分たちが許可した人物だけに開放していること。道路は大学側がどう思おうと建設されるし、エイミル湖は一般に開放される」と答えた。
ギョクチェキ市長は、これらの問題を中東工科大側と合意に向けた話し合いを行って解決していきたいと語った。市長によると、中東工科大構内に道路を敷く計画は、広域市のムラト・カラヤルチュン元市長が1993年2月に立てたもので、大学側の要求に沿って1994年2月に作り直したという。市長は「我々はこの(新しい方の)計画を実行するつもりです」と話した。
市長は、「ラマザン・バイラム(断食月明けのお祭り)休暇の後、必要となる法的な申請を行い、道路の建設工事をすぐに始めたい。まずアナドル大通りに続く部分から建設を開始する」と発表した。工事開始後、アナドル大通りに続く道は1カ月以内に完成する予定で、ギョクチェキ市長は、ハジェッテペとウミトキョイをコンヤ―アンカラ国道へつなぐ道路は、キャンパス全体を二部するわけではなく、敷地の一部を二つに分けるにすぎないと強調した。
「この道路(建設)とエイミル湖のために住民投票を」と提案するギョクチェキ市長は、1つの投票箱に対して2名ずつ、中東工科大の学生を立会人として座らせてはどうかと語った。
ギョクチェキ市長は、建設予定の道路はアンカラにとって必要なものだと強く訴え、「移せる木はすべて移植し、また伐採される木の代わりには、中東工科大側が指定した場所に(切られた木1本につき)10本の木を植える」ことも約束した。
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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:23829 )