エルドアン首相「イスラエルは『わがままな息子』役」発言に、イスラエル株式市場急落
2011年09月06日付 Milliyet 紙

エルドアン首相の「イスラエルはいつもわがままな息子だ。今回の事態を今までとは異なる制裁措置でもって追求していく」という会見のあとで、イスラエルの株式市場は急激に下落した。

イスラエルに対する制裁を実施した後、2回の会見をしたタイイプ・エルドアン首相は次のように語った。「イスラエルはいつもわがままな息子の役割を演じてきた。国家テロを行うこの国に対する決定を我々は明確に示した。発表された報告はイスラエルの期待に応えるものではない。今のところ発表された内容は、我々にとっても何の価値もない。そこで我々は一歩踏み出した。明日以降我々は外交関係を次席書記官レベルへ実際に引き下げる。同様に、トルコにおけるイスラエルの外交官も同レベルへ引き下げ、貿易関係、軍事同盟、軍需産業に関する関係を全て停止する。今回の事態を全く異なる制裁措置で追求していく。東地中海は我々にとって外国ではない。我々の船はその海域でよく見かけることになるはずだ」

■「関係停止」、軍需に絞ったものに

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が、本日(6日)イスラエルに対し実施する予定の制裁に関し行った発言に対し、首相府から説明がなされた。

エルドアン首相の発言が、イスラエルに経済制裁を加えることを意味するのか否かに関し混乱が生じたことについて、首相府によって行なわれた補足説明でもって決着がついた。

行なわれた説明によると、イスラエルに対する貿易制裁は武器の取引のみに適用される。これ以外にイスラエルに対し包括的な経済制裁を加えることは予定していない。ザーフェル・チャーラヤン経済相も会見を行い、イスラエルに対する経済制裁は論外であると語った。

昨日(5日)、イスラエル中央銀行のフィッシャー総裁は、トルコとの経済活動が止まることはイスラエルにとって大きな打撃になると明かしていた。

■テルアヴィヴ株式市場急落

一方、軍事同盟の解消を再度確認したことに伴い、イスラエルの株式市場では驚くべき一幕があった。テルアヴィヴ株式市場は今日(6日)3パーセント下落したことで、2日間の下げ幅は9パーセントにも達した。

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( 翻訳者:猪股玲香 )
( 記事ID:23862 )