「自治区」宣言のディヤルバクルに危険な進展―独自法廷など
2011年09月08日付 Milliyet 紙
民主社会会議(DTK)の激しい議論を巻き起こしている「民主的自治区宣言」が、ディヤルバクルで実行に移されていることが明らかになった。さて、自治区の実施状況とは…
議論となっている自治区の要求の最初の実例はディヤルバクルで現れた。平和民主党(BDP)の機関誌「平和の声」に掲載された記事によると、バーラル郡に設置された独自の新法廷は、600件の事件のうち、443件を解決したという。
アクシャム紙の記事は、バーラルで設置が謳われたいわゆる裁判所について、次のように報道している。
バーラル郡議会の7人の議員からなり、オピニオン・リーダーからなる7人の裁判委員会は、郡で起きたあらゆる種類の問題を解決する意志を見せている。件の委員会には、少女誘拐、傷害、「血の復習」、土地争い、盗難といった事件が持ち込まれている。
委員会のメンバーは、社会的に信頼に足る人物から構成されており、その和解策も、一般的に様々な方面から受け入れられている。性的自由と民主的な環境社会を枠組みの基本とする同委員会は、法律面のみならず、民主的な法と社会的良心によって問題に取り組み、刑罰の適用も、一般的に社会的な制裁をはかるものである。
自治という点で他の試みも芸術分野で行われている。ディヤルバクル広域市所管のアラム・ティグラン都市音楽学校は、今年開校2年目を迎え る。(従来のトルコ語で教育を行う学校とは別の)新たな音楽教育のために設立された同校では、クルド語の様々な方言で教育が行われている。
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( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:23884 )