塩湖トュズ・ギョズ、アルテミアの死骸で真っ赤に染まる
2011年09月09日付 Hurriyet 紙
トュズ湖のおどろくべき景観
トュズ湖周辺に生息する動物プランクトンの一種であるアルテミアの死骸によって発生した酸の蒸発が原因となり、真っ白なトュズ湖が赤く変色した。
Aクラス湿原に位置するトュズ湖は、塩の生産と共にフラミンゴ、雄カモ、湿地帯に生息するツバメ、カモメのような水鳥たちの営巣・産卵地でもある。
また、トュズ湖は世界の漁業文化においてえさとして使われるアルテミアが自然の状態で生息していることから生物的角度からも非常に重要な位置づけがされている。
トュズ湖に営巣し、産卵する水鳥たちの食物連鎖においてアルテミアは欠かせない存在である。アルテミアは塩湖周辺に生息し、成虫は1cmに達する動物性プランクトンである。アルテミアの死骸により発生した酸が原因で、高度好塩菌が増加し、有機物の減少、赤色への変色をともなった急速な蒸発を引き起こし、湖の色が赤く変色している。
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( 翻訳者:澤井祥子 )
( 記事ID:23896 )