サルコジを悔しがらせる熱烈歓迎―エルドアン首相、リビア訪問
2011年09月16日付 Milliyet 紙
エルドアン首相は、リビアの首都トリポリの「殉教者広場」で、リビアの人々と一緒に金曜礼拝を行った。広場には厳重な警備体制がひかれた。金曜礼拝への参加者は非常に多く、礼拝ののち、エルドアン首相は同じ広場で民衆に演説をした。
■リビアはリビア人のもの
リビアの首都トリポリで演説をおこなったエルドアン首相は、「民衆の意思に対し、いかなる政権もさからうことはできないことを皆さんは世界中に示した。このために命を失ったリビアの兄弟に冥福を、残された人々に忍耐を祈念する」と述べた。
エルドアン首相はリビアの殉教者広場で演説を行った。演説のなかでは、この聖なる日に、リビアの兄弟とともにいることは自分にとって非常な幸せだと語り、次のように続けた。
「リビア民衆が、自由と民主主義への戦いを勝利で終えたことをこの目にし、胸が躍る思いだ。幸せに思う。ここからスィイルトに向けってよびかける。ここからベンガジに向かってよびかける。ここからセバーに向かってよびかける。さあ、こちらに来なさい。1万人もの兄弟が、今、空腹でのどの渇きを訴えているではないか。ここにいる兄弟らと、抱擁してほしい。流血は我々にはふさわしくない。ひとつになろう、一緒になろうではないか。この団結こそが、リビアの自由、リビアの一刻もはやい先進国入りを保証する。私はいいたい、民衆の力、民衆の意思の前に、いかなる政権もさからることはできないことを、あなた方は、示した。このために命を失ったリビアの兄弟に神の祝福を祈る。残された人々に忍耐を祈念する。
昨日、私はチュニスにいた。ジャスミン革命を実現した人々に呼びかけた。その前の人はエジプトにいた。アラブの春を実現した人々に呼びかけた。今日は皆さんとともにいる。これも忘れずにいたい、シリアでも、民衆を抑圧する人々は、そこに留まることはできない、と。なぜなら、抑圧と共生はできないからだ。もはや、権威主義の時代は終わろうとしている。全体主義体制は去ろうとしている。民衆の政権がやってこようとしている。私は皆さんの戦いを祝福する。亡くなった全ての人の冥福を祈る。兄弟ムスタファ・アブドゥルジェディード、兄弟メフムード・ジェブリール、そして暫定評議会の全てのメンバーの皆さんの成功を祈っている。ひとつになり、まとまろう。皆さんの間に不和の種を蒔こうとする力に、決して従わないように。リビアの地下資源の豊かさをねらっている人々に決して特典を与えないように。リビアは、リビアの人々のものだ。神よ、お守りたまえ」と述べた。
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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:23994 )