タクスィム広場歩行者天国案、イスタンブル市議会承認
2011年09月16日付 Milliyet 紙


エルドアン首相が選挙前に公表したプロジェクトのうちの一つである「タクスィム広場歩行者天国案」が、市議会で満場一致で承認された。ゲズィ公園からイスティクラル通りまでがひとつながりになり、車両の通行は完全に地下をとおる。

イスタンブル広域市市議会は、「タクスィム広場歩行者天国案」を満場一致で承認した。9月の市議会の最後の全体会議は、議会室において実現した。議会では、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相とカーディル・トプバシュイスタンブル広域市市長が、6月12日の国政選挙の前に公表した、イスタンブル・プロジェクトの中に位置付けられている「タクスィム広場歩行者天国案」に関する都市整備計画変更と運用整備計画変更を取り上げた。
議員が満場一致で承認したプロジェクトにより、交通は完全に地下化され、タクスィム広場がゲズィ公園と統合される。広場の中央に残っている地下鉄とフュニキュレル線の出入り口も脇に寄せられ、歩行者がイスティクラル通りとタルラバシュ大通りまで遮られることなく歩けるようになる。
広場につながっているすべての道路は完全に地下化され、、(現在)タクスィム広場とその周りにバラバラにある歩行者ゾーンは、互いに切れまなくつなげられる。道路事情でしばしばみられた渋滞は解消される。このプロジェクトで 9万 8000 平方メートルが歩行者天国となる。

■ バス路線、廃止

タクスィムでは、計38の始発路線と、16の通過路線のほとんどが、金角湾地下鉄橋とマルマライ線の完成後に廃止される。広場への公共交通は、レールシステムによって提供される。プロジェクト対象地域中にある、タクスィム共和国モニュメントはこのまま留まり、歴史的な「タクスィム兵舎」の建物は、都会構想プロジェクトと一体化されて利用されることになる。

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( 翻訳者:甲斐さゆみ )
( 記事ID:23996 )