アンカラ中心部で爆発、3名死亡―テロ?
2011年09月20日付 Milliyet 紙


イドリス・ナーイム・シャーヒン内相は、アンカラ・クムルラル通りでの爆発が、おそらく、テロ攻撃とみられるとのべた。爆発は 9月13日に無登記のまま販売された06 BS 099ナンバーの車でおこった、という。シャーヒン内相は、3名が亡くなったこのテロ事件に「強い怒りを感じる」と述べた。

爆発の4時間後に公式会見を行ったイドリス・ナーイム・シャーヒン内相は、事件について現時点で判明した点を発表した。爆発の後、5分以内に警察と消防が事件現場にかけつけ、今も事件の調査は続いているという。シャーヒン内相は、「爆発は、現時点の調査によると、その場にとまっていた06 BS 099ナンバーのルノー・ラグーナの車で発生し、周囲の車も、燃料がLPGでありボンベが積まれていたため、それらの車でも爆発がおきた」と述べた。

シャ―ヒン内相は、爆発した車について、「この車も、最初の情報では、LGP搭載ということだった。車は、9月13日に、登記移転措置を行わないままに、代金を支払い購入された車だ。まだ、登記所での移転手続きはおこなれていない」との情報を提供した。

■3「個」の死亡

事件で15名が負傷し、うち5名が重体であると発表したシャーヒン内相は、負傷者の治療が続いていると語った。シャーヒン内相は、事件現場に、アンカラ共和国主席検察官も訪れたとし、「彼らが調査を行っている。事件現場は彼らにまかされた。検察の調査で、つまり建物のなか、通りや路地での調査で、死亡・・というか、このほかの犠牲者はいないことがわかった。しかし、建物のなかの捜査で、司法が、つまりアンカラ検察がそこに移した3「個 adet」の市民が、爆発のせいで亡くなったという情報が入っている、こちらには・・・・」と述べた。

■テロ攻撃の可能性が高い

シャーヒン内相は、ドイツに滞在中のギュル大統領がテロに怒りを感じると述べたことに触れ、「たいへん適切な反応だ」と述べた。これがテロ攻撃であることが調査でわかったと述べるシャーヒン内相は、「テロ攻撃である可能性が高い。しかし、目撃者の別の証言もある。手にガスボンベをもってでてきた人物がいた、というものだ。その点からも捜査を行っている。現時点では、その可能性は低いように見えるが、その可能性がゼロになったら、テロということになるだろう」と述べた。

■「彼らは、赤んぼも年寄りもおかまいなしだ」

襲撃の目標がなんであったかわかったか、との問いに対し、シャーヒン内相は次のようにのべた。

「標的がなんであったかは、テロをした側にきいてみないとわからない。今のところは推測するしかない。防犯カメラの映像を調べている。まだ結果はでていない、まだ終わっていない。いま、捜査中だ。標的が何であれ、(この行為が)行われるということが、「目標」なのだ。テロというのは、テロ攻撃にとっては、誰でもが標的だ。彼らにかかれば、赤ん坊も、年寄りも、警官も、市民も区別がない。彼らにかかれば、トルコ民族全体が標的なのだ。トルコが標的なのだ。事件の解明のために作業が続いている。事件現場は、このように、クムルラル通りだ。いつも車がたくさんとまっている場所だ。人の通行量も多い。爆発で、もっと多くの人を巻き込もうとしたのだろう。それ以外の標的は考えられない。」

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:24029 )