スィイルトでPKKテロ、結婚式に向かう女性4名が犠牲に
2011年09月20日付 Milliyet 紙
スィイルトでPKKのテロリストが、警察職業学校近辺で警察車両と誤認した自家用車にバズーカ砲とライフル銃で襲撃した。
この事件で車内にいた女性4名が死亡し、また女性2名も重傷を負った。事件後、治安部隊が行った作戦で、PKKメンバー1名が死亡した。逃亡したPKKメンバーの身柄確保のため作戦が続けられている一方、狙われた車にいた女性らが結婚式へ向かっていたことが明らかになった。
スィイルトで手を血に染めたテロリストらは、市民を標的にした。警察職業学校近辺で見張っていたPKKのテロリストらは、午後8時30分ごろ私服警官のものと誤解した車を襲撃した。 カサップラル・デレスィ地点で畑に隠れていたテロリストらは、警察職業学校の方へ向かう民間車両へまずライフル銃で一斉に発砲した。その後、バズーカ砲で攻撃した。
事件で穴だらけになった車にいた女性6名は重傷を負い、警察職業学校にいた警官らは直ちにテロリストらに抗戦し、銃撃戦となった。事件現場へは特別機動隊も派遣され、作戦は拡大した。事件で一般市民にも大きな不安が広がった。暗闇を利用したテロリストらは郊外に向かって逃亡しているが、治安部隊もその後を追った。追いこまれたテロリストらとの銃撃戦で、PKKメンバー1名が死亡した。逃亡したテロリストらの身柄確保のため、包括的な作戦が続けられている。スィイルトの町では厳重な警備態勢がとられ、町への出入りは交通止めとされた。
■女性4名が死亡
警察職業学校から100mの距離にあった結婚式に向かう途中でテロリストらの襲撃で標的となり、鉄の塊と化した車に載っていた女性6名は周囲の人たちの救助によって車から救出され、救急車でスィイルト国立病院に搬送された。しかし病院での治療にも関わらず、ゼイネプ・エヴィンさん、ネルギス・エヴィンさん、ケヴセル・チェキンさん、ヌルジャン・オルガチさんが死亡した。彼らは、みな親戚同士であった。治療が続けられているギュルジャン・オルガチさんとヌーラン・エヴィンさんは、重体だという。
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( 翻訳者:安井 悠 )
( 記事ID:24034 )