2011年9月20日『アル=ハヤート』
【ドーハ:ムハンマド・アル=マッキー・アフマド】
カタールのムハンマド・ブン・サーリフ・アッサーダ産業エネルギー大臣は本日(9月20日)、「第二回肥料年次フォーラム」を開催する。同フォーラムは「湾岸石油化学・化学連盟」(GPCA)が、英国企業CRUの協力の下に主催するもので、複数の会議が開かれる予定である。会議には、石油化学・化学分野に関わる企業や団体の責任者250名が参加し、肥料産業への現在や将来的な投資環境に影響を及ぼす「変動的な肥料市場の発展」を主題として議論する。なおこの議論は、世界の主要な幾つかの市場において人口増加に伴う食糧需要の増加への見込みや、世界の肥料市場における需要と供給のバランスに影響を及ぼし得る将来的な成長や主要な計画事業に対する期待感を受けて行われるものである。
またこの会議は、いわゆる「GCC諸国が世界の窒素肥料の約15%を生産している中で、この産業における成長著しい湾岸地域の役割」について検討する予定だ。
また、GPCAのアブドゥルワッハーブ・アッ=サウドゥーン事務局長は、「知識・経験や意見を交換するための国際的な基盤となった」同フォーラムの重要性を指摘した。
なお、会議を主催するGPCAの責任者によると、同連盟は中東地域でこの分野の利益を代表する初めての組織であり、「議論の場や石油化学・化学の生産関係者が連絡を取り合う基盤を作り出すことで、同連盟の新たな取り組みを実現した」と指摘した。また、同連盟は、中東地域における同分野を実りある協力という新たな次元へと導き、共通の利益に関する基準を引き上げたことで、名声を獲得し羨望の眼差しでみられている。
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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:24038 )