エルドアン首相、NYで記者会見「シリアとの接触は打ち切り」
2011年09月21日付 Milliyet 紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、ニューヨークでバラク・オバマ米大統領との1時間半にわたる会談後、滞在したペニンスラ・ホテルにて行われた記者会見で、会談でシリアが話題に上ったとし、「シリア政権との話し合いは打ち切られた状態です」と述べた。

「この段階に来ることは望んでいませんでしたが、シリア政権が我々にこのような決定を取らせたのです。特に最近トルコを非難するプロパガンダを開始したことは、非常に醜い。以前にも説明した通り、シリア政権への信用はもはやなくなりました。シリア政権との話し合いは打ち切りです。この段階に来ることは望んでいませんでしたが、シリア政権が我々にこのような決定を取らせたのです」と語った。


■シリアへの制裁

エルドアン首相は次のように続けた。
「アメリカはシリアに対し制裁を開始しました。我々の制裁がどのようなものになるのかについては、外務省に任せており、彼らが検討します。リビアと同じよ うにはならないかもしれません。制裁は国によって異なるものです。シリアへの制裁も違ったものになるでしょう。事前準備があり、外務大臣らが同件を検討します。トルコへ戻ってからこの件に関し総合的に検討したいと思います。シリアとは何キロメートルにも渡り国境を接しています。慣習や宗教、あらゆる面でトルコが最前線にいることは、確実な結果を得るという観点から重要なのです。さらに以前外務大臣が訪問したハタイの難民キャンプへ私も行く予定です。そして同地にて調査をします。生活条件を見てキャンプを対象としたプログラムを発表します。」

■テロへの闘いは続いている

エルドアン首相は、アメリカと共にテロに対する闘いを続けていると明らかにし、協力関係が今後も続き、無人探査機について問題となることはなく、米政権はこの問題に肯定的にアプローチしていると述べた。

エルドアン首相はオバマ米大統領との会談後に滞在しているペニンスラ・ホテルで開かれた記者会見で、アメリカと共にテロに対する闘いを続けているとし、協力関係が今後も続き、無人偵察機について問題となることはなく、米政権はこの問題に肯定的にアプローチしていると述べた。

エルドアン首相は、新聞記者のオバマ大統領が議会から無人偵察機の承認を得られるかどうかについての質問に対し、オバマ大統領は無人偵察機に関し肯定的にアプローチしているとし、「無人偵察機については問題は起きないと考えています。アメリカは解決に向けて努力すると明らかにしました。(無人偵察機は以前)話していたものになるかもしれませんし、これらの他の新しいものを購入またはレンタルする可能性もあります。インテリジェンスに関しては、元々問題ありません」と回答した。

■「支援船襲撃が不当であるとアメリカも認めている」

エルドアン首相はマーヴィ・マルマラ号への襲撃に関しトルコが正しいとしており、ただ法的な支持を待っているところであると述べ、「東地中海で起きた我々の船に対する襲撃という不当な仕打ちを(アメリカも)認めています」と述べた。

■「石油探索活動を妨害しない」

エルドアン首相はキプロスでの南側の石油探索活動を(トルコは)妨害しないとし、トルコも同地域で探索活動を開始すると述べた。オバマとの会談は非常に良い雰囲気の中で行われたと説明し、「アメリカの北イラクからの撤退に関しては、彼らの要求よりも我々の要求の方が多くなるでしょう。この要求とは、撤 退の際彼らの所有している武器をどうするかということです。この我々の要求をアメリカ側にも伝えました。PKKとの闘いに関しては、要求リストがあり、それをアメリカに伝えてあります」と述べた。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:24044 )