UAE経済大臣:我々は「アラブの春」から多いに利益を得るだろう
2011年09月22日付 al-Hayat 紙
■UAE経済大臣:我々は「アラブの春」から多いに利益を得るだろう
2011年9月22日『アル=ハヤート』
【アブダビ:シャフィーク・アル=アサディー】
UAEのスルターン・ビン・サイード・アル=マンスーリー経済大臣は、UAEが今後アラブの春から最も利益を得る国の一つとなるだろうと強調した。同大臣は、アラブ諸国の革命の結果として、最近の数ヶ月間にUAEの金融および観光の状況について改善が見られたと指摘した。
同大臣は、アブダビで行われた「UAE・英国合同委員会」の会議終了後、本紙に対して以下のように明らかにした。「UAEは『アラブの春』のほとんどの諸国と関係を持っており、また投資力・競争力および投資に関する高度な経験がある。また、アラブ諸国への投資に参加したいと望んでいる国々との協力しつつ、UAEは、『アラブの春』の国々での投資の運用において積極的役割を担うだろう。」
UAEは、「1月25日」革命を受けて、エジプトに対する30億ドル相当の支援パッケージを発表し、同様に、サウジアラビアは40億ドルのプログラムを発表した。
同大臣は、UAEはユーロ圏が経験している変化から影響を受けなかったと強調した。
また、同大臣はUAEが世界金融危機への対応における経験から学んだと明らかにし、さらにUAEには、政府、銀行、投資会社、民間部門からなる優れたチームがあり、そのチームは、状況分析および、地域的・世界的レベルにおける様々な金融・投資・経済的変化への対応が可能であると明らかにした。
同大臣は、UAEの諸銀行が強固な財務状況を有しており、危機を克服する能力を証明したと強調した。また同大臣は、UAE政府が、世界金融危機の影響に立ち向かうためにUAEの諸銀行に対して供与した700億UAEディルハム(200億ドル)のうち、UAEの諸銀行 は、50%のみを引出したということを指摘した。
また、諸銀行は、世界金融危機から教訓を得ており、、次の段階では、それらの銀行がより柔軟にならなければならないと明らかにした。
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( 翻訳者:井上剛 )
( 記事ID:24062 )