シリア:貿易商、実業家は40種の製品の輸入停止の除外を要求
2011年09月30日付 al-Hayat 紙

シリアの貿易商、実業家は40種の製品の輸入停止の除外を要求

2011年9月30日『アル=ハヤート』

【ダマスカス:ヌール・アッ=ディーン・アル=アアサル】

シリアのムハンマド・アッ=シャアール経済貿易大臣は昨日[29日]、貿易商と実業家らが40品目を輸入停止決定から除外するよう要求したと明かした。シリア政府は先日、関税が5%以上のいくつかの品目に関して輸入停止の措置をとった。アッ=シャアール大臣は、輸入停止措置は「予防的で先行したものであり、柔軟である。この措置は、外貨の確保を目的としている。」と言及した。

アッ=シャアール大臣は記者会見で、政府は市場の要求に応じて、既に港に届いた製品、繊維製品、野菜、果物などの輸入品の輸入停止の除外を直ちに行ったと発表した。また、輸入停止措置が期待された成果を上げない状況ならば、「基本目標は国民の利益であるため、措置に関する再検討や他の代替措置を用いることには問題はない」と強調した。

同大臣は貿易商らがいくつかの商品の値段を引き上げたことを「非難すべき状況」と論評した。さらに「特に食料品に関して、値段の引き上げは正当化されていない」と語った。

同大臣は、経済貿易省が「何か違反があれば、貿易商に制裁を課し、彼等の店舗を閉鎖する」と指摘した。また「輸入停止措置は国内の生産者に、一定の期間内に発展する機会を与えた。製品の販売を可能にするために、妥当な費用で製品の品質を改善することは、実業者の利益となる。しかし一部の実業家は、市場におけるある種の独占に慣れてしまった。独占状態が繰り返されることはない。」と付け加えた。さらに「最大の重要性は、シリアを海外で競争することができる製品を生産可能な、競争力のある国にすることにある。」と表明した。

政府は既に輸送された品目の輸入停止措置を除外した。輸入停止から除外されるのは、今月[9月]22日までにシリアに届けられた製品である。さらに関税が5%以上の繊維製品、野菜、果物、既に輸送された品目、またはシリアのフリーゾーンとシリア・ヨルダン間のフリーゾーンに届けられた製品も除外する品目に加えられた。

経済貿易省は、この除外は実業家、貿易商の要求に応じて行われたと明らかにした。輸入停止からの除外は、被服産業をはじめとする工場の操業を継続することと、輸入業者の損失をなくすために行われた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24128 )