デンマークの大臣候補、トルコ料理店からの賄賂問題で脱落
2011年10月01日付 Milliyet 紙
9月15日にデンマークでおこなわれた総選挙後、内閣発足で政権を任された社会民主党に大きな衝撃が走った。
ヘレ・トーニング・シュミット社会民主党党首はデンマークで新たに組閣し、国内初の女性首相となる。しかし彼女の右腕で財務相への就任が確実視されていたヘンリク・サス・ラーセン氏について、デンマーク保安・情報庁(PET)が、「彼が財務相であることは、保安上のリスクとなり望ましくない」と報告した。
国内報道に爆弾のごとく落ちてきたこの情報により、ラーセン氏がBandidosという暴走族メンバーのトルベン・オールセン・ジェンセン氏と後見人訴訟に関する話し合いのために昼食をとっていたことや、犯罪組織構成員と関係していることなどがあきらかになった。
このような関係をもつ人物が大臣の職につくことはありえないと指摘されている。また同時に、ラーセン氏が選挙区であるキューゲで、エルトゥールル・カラハンとムラト・クトゥルという名の2人のトルコ人に対し、カフェ「バニラ」のオープンテラス設置許可与えた見返りに、社会民主党地方支部長のトミー・カンプ氏とともに無料で飲食をおこない、賄賂を受け取った件に関する訴訟も(彼の評価に)影響を及ぼしていたことが明らかとなった。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:24139 )