郡国民教育局の決定により、男子学生と女子学生の間の距離について、「男女間において不健全な状況に陥らないために、距離を最低1メートル取ること」との旨が通達された。
ジュムフリイェト紙の報道によると、アンタリヤ・ムラトパシャ郡国民教育局は、女子学生と男子学生の間の距離を最低1メートル取ることを通達した。同様の通達はメルスィンにおける高校でもなされており、女子学生と男子学生が互いに45センチメートル以上近づこと、隣同士で座ることを禁止している。
アンタリヤのムラトパシャ郡国民教育局は、女子学生と男子学生がどんな理由であれ、話をする、あるいは授業の間の休み時間に会話をするため集まった際は、当局の決定である「1メートル」の制限に注意するよう通達した。郡国民教育局によると、男子学生と女子学生がこの距離よりも近づくことは、「男女間における不健全な状況」の原因になりえるという。
この通達は、郡国民教育局エルデム・カヤ局長の指揮で行われた「2011年〜2012年年初評価会議」で決議され、高校生を対象に通知された。学校局長の署名がなされた書面は計18条からなっており、女子学生と男子学生の間の距離の制限を定めた第5条が最も注目される。第5条では、「男女間における不健全な状況に陥らないために、距離を最低1メートル取ること」との旨が記述されている。
アンタリヤでのこの通達は多方面から反発を受ける中、こうした通達はすでにメルスィンにおいてなされていた。
メルスィンのある高校では、全寮制に在籍している女子学生と男子学生が同席しないよう、自習室での学習が禁止されており、2010年9月に学校担当局長としてイブラヒム・トル氏が就任した後は、「女子学生と男子学生が一緒に出かけないこと、隣同士に座らないこと、冗談を言い合わないこ と」という旨が注意として通達されていた。
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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:24230 )