イスタンブル広域市議会、景観条例を可決
2011年10月14日付 Yeni Safak 紙


イスタンブル広域市議会は、市の景観を守るための「景観基本計画」を策定することを承認した。これに伴い、今後、市の景観を損ねるような建物の建設は許可されなくなる。

■イスタンブル広域市議会、10月の第4回定例会を招集

イスタンブル広域市議会都市計画管理局の提案で議題となった報告書で、イスタンブルのアイデンティティとして最重要要素の一つである街の景観を保護し、これを損ねることなく将来の世代へ引き継ぐために、そしてこれまでの(景観に関する)失敗が繰り返されないよう、歴史地区やボスフォラス、金角湾を初めとする、景観を構成、または景観に影響する地域を包括する全体的な景観基本計画の策定が必要であることが提言された。

報告書は、環境整備計画による改革後に策定される「景観基本計画」の実施までの間、市の景観を統制するために、イスタンブルの景観に影響する地域での建設計画や建設権に対し、これを制限する条件を付けるよう求めた。

報告書は、開発整備委員会のこの件に関する決定事項についても言及している。これによると、委員会は市の持つ独自の景観を、ボスフォラス整備計画で定められた「影響地域」とまとめて保護・開発するため、関係機構と協力して「イスタンブル景観基本計画」と、この計画の土台を構成する地域的景観計画を進めていくことを決定した。

報告書は議員によって全会一致で承認された。

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( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:24241 )