ビトリスでPKKテロ、警官5名、市民3名が犠牲に
2011年10月18日付 Milliyet 紙


ビトリス県ギュロイマク郡付近でPKKテロリストが幹線道路を通過中の警察車両に対して爆弾で襲撃し、それにより5名の警官が殉職、現場にいた市民ら3名が死亡、3名が負傷した。

ギュロイマクとビトリスを結ぶ幹線道路のコルバシュ地帯での爆弾による襲撃は、15:45頃に起こった。大量殺戮を試みたPKKテロリストらは自動車の交通量が多いアスファルトの道にある排水溝を利用して破壊力のある爆弾を設置し、警察の装甲車両が通過する際に遠隔操作で起爆させた。

爆発の激しい衝撃で装甲車両は吹き飛ばされ、乗車していた5名の警官が殉職した。この間に現場を通過した小型トラックに乗車していた2歳の女の子とその父親も爆発に巻き込まれて死亡した。この49 AV 959ナンバーのトラックの運転手の身元はまだ特定できていない。爆発で負傷した4名もビトリス国立病院に救急車で搬送され治療を受けた。

事件後ビトリスに派遣された治安部隊は襲撃を行ったテロリストらの逮捕のため捜索活動を開始した。

■1名が病院で息を引き取った

PKKテロリストらの爆弾による襲撃で負傷した4名の市民のうち重傷の1名が搬送先の病院で息を引き取った。
こうしてこの事件では吹き飛ばされた装甲車両に乗車していた5名の警官が殉職、一般の小型トラックに乗車していた3名が死亡した。
事件で負傷した3名の市民の治療はビトリス国立病院で行われている。

ハッキャーリ県のチュクルジャ郡でも8月17日にPKKテロリストがトルコ軍の車列に爆弾攻撃をしかけ、司令官1名と兵士8名、村落警備兵1名が殉職している。

■ギュル大統領、知事に情報を問い合わせる

アブドゥッラー・ギュル大統領はギュロイマクでの爆発事件で警官5名と市民2名(後に3名)が犠牲になったことを受け、ビトリス県のヌレッティン・ユルマズ知事に情報を問い合わせた。

これによると、ギュル大統領はギュロイマクでの爆発の情報を受けるや否やすぐにビトリス県のヌレッティン・ユルマズ知事へ電話をかけたという。

ユルマズ知事は爆発で5人の警官と2人の市民が犠牲になったことをギュル大統領に伝えた。

■犠牲者の身元が明らかに

ビトリス県ギュロイマク郡付近で起きたPKKテロリストらによる爆発事件で殉職した5名の警官の身元が公表された。爆発によって、シャバン・クルチアスランさん(アダナ)、ビュレント・エメンさん(バルクエシル)、ヴォルカン・サバズさん(アール)、カムラン・エルジャンさん(ヴァン)、ヤルチュン・デミルさん(アール)が殉職し、フェリト・エルアスランさん(ムシュ)、2歳の娘のヒラムス・エルアスランちゃん(ムシュ)とレスル・エルアスランちゃん(ムシュ)が犠牲となった。

爆発で負傷したムシュのドナトゥム村出身のメフメト・コルクマズさんと他2名はまだ治療を受けている。また、殉職した警官のために明日ビトリス警察署で追悼式が行われると報じられた。

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( 翻訳者:佐藤悠香 )
( 記事ID:24274 )