レバノン:実業家の地域連合設立
2011年10月19日付 al-Hayat 紙

■レバノン:実業家の地域連合設立

2011年10月19日『アル=ハヤート』

【ベイルート:本紙】

レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相は昨日[18日]、首相府で「中東実業家連合」の活動立ち上げを後援し、「レバノンが域内外の諸組織にとっての中心地で在り続けることを保証するあらゆる措置や取組みを行う」との政府の決意を強調した。また、「これは我が国が学術面や思想面において可能性や能力、資格を有しているからだ」と語った。

ミーカーティー首相は、レバノンが「地域統合において主体的な役割」を担うだろうと指摘し、これによって「レバノンが新たな市場へ進出する機会となり、我が国の若者に就業の機会を十分に確保することや我が国の競争力を強化することが可能となる」との期待を寄せた。中東実業家連合のトゥーニー・ガリーブ事務局長は、「連合の計画は最終的に、レバノン、シリア、ヨルダン、トルコを統合した市場の確立を目的としている」と発表した。

国際商工会議所のワジーフ・アル=バズリー会頭は、今回の集まりが「レバノンや中東実業家連合の加盟諸国の生産を倍増させ、各国の負担を軽減して新たな産業に乗り出すことを可能とするような市場の創設に寄与するだろう」との見方を示した。

ベイルート・レバノン山地商工会議所のムハンマド・シャキール会頭は、政府当局に対して「市場を解放し、域内諸国間の通商に立ちはだかる障害を取り除くことを目指す我々の任務を円滑に行うために、行政や立法面での措置を講じるよう」呼びかけた。

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( 翻訳者:増田里紗 )
( 記事ID:24277 )